設計ワークフローを高速化する
リアルタイムビジュアリゼーションツール
Archicad
効率的で直感的に使うことを可能とする様々なツールと、使いやすいインターフェイスにより、あらゆるサイズのプロジェクトとチームを支えるBIMソフトウェア
設計ワークフローを高速化する
リアルタイムビジュアリゼーションツール
作成したプロジェクトを完全にレンダリングされたリアルタイムの 3Dウォークスルーとして視覚化し、あらゆる角度からナビゲートおよび調査できます。CAD または BIM プログラムとレンダラーの間の双方向のジオメトリ交換により、シーンすべての更新を即座に反映できます。 NVIDIA社のディープラーニング スーパーサンプリングサポートを使用して、ウォークスルーのパフォーマンスを向上させます。
バーチャルリアリティ(VR)を使用してデザインを探索できます。Oculus Rift や HTC Vive などの VR ヘッドセットを接続して、プロジェクト内を歩いたり飛んだりできます。作成した設計を立体的に検討し、デザインを現実世界での視点で更新できます。
サイトコンテキスト・モードを使用して、建築現場の地形のモデリングとジオメトリのインポート等時間のかかるプロセスを排除します。建物がどのように見えるかを現実世界のコンテキストを追加して、現場環境でより適切な意思決定を行えます。
平面図や断面図が生成できないとプロジェクトは完成しません。平面図は多くの場合、デザインの意図を示す最も明確でシンプルな方法です。 3次元プロジェクトから 2次元ビューを作成するには1回のクリックで十分です。複数の正投影ビューを簡単に切り替えて、フロアプランや側面断面図を作成できます。
BIMモードでは、必要なBIM情報をすぐに利用できます。 Enscapeウィンドウで単一またはグループ化されたエレメントをクリックするだけで、利用可能な全てのBIM データがすぐに表示されます。またはBIMモードメニューでエレメントを検索すると、オブジェクトの 1 つまたは全てのインスタンスが Enscape ウィンドウでハイライト表示されます。
変更要求、資料の提案、または問題点の指摘等、いずれであっても新しいコラボレーション注釈機能を使用して、プロジェクト内の問題を直接強調します。進行状況を共有し、コンテキストを維持し、チームや外部メンバーとの継続的なコミュニケーションから多くの利益を得ることができます。
200を超えるプリセットを持つ高品質なEnscapeマテリアルライブラリにアクセスできます。ENSCAPEチームにより監修されたデザインの美学を踏襲し、わずかな労力であらゆるシーンのリアリズムを向上できます。
Enscapeマテリアルエディタでマテリアルを微調整できます。高さマップを利用し、テクスチャを調整して、ビジュアライゼーションのリアリズムのレベルを引き上げます。
現在のプロジェクトのマテリアルを簡単に、ENSCAPEライブラリマテリアルに置き換える事ができます。
拡張を続けるENSCAPEのアセットライブラリは、シーンに命を吹き込み、より現実的にするのに役立ちます。ENSCAPEアセットライブラリは常にアップデートされています。
レンダリングウィンドウ内から直接Enscape アセットライブラリにアクセスできます。 Enscapeレンダリング ウィンドウを使用して、1 つまたは複数のアセットをドラッグ&ドロップで配置し編集できます。リアルタイムに反映された変更を確認できます。
新しいカスタムのアセットライブラリ機能を使用すると、社内用のアセットをENSCAPEのライブラリに独自に追加できます。個人のニーズを満たす場合でも、企業のブランディング基準を満たす場合でも、独自に作成したアセットをENSCAPEのライブラリデータベースを経由して簡単にデザインに含める事ができます。このエキスパート向け機能により、ユニークなデザインエクスペリエンスを作成できます。
初期段階の設計、または複雑さや個性なしでコンテキストを提供する必要がある場合は、無垢のローポリアセットを使用できます。
Enscape では雲のある空を簡単に設定できます。雲の密度と種類を調整してシーンの環境を完璧にでききます。定義したパラメータに応じて、レンダリングは明るくまたは暗くなり、雲はより厚くまたは薄くなります。時刻を調整すると、雲が移動するのを確認できます。
1日の様々な時間帯の太陽光をシミュレートしたり、夜間に建物の人工照明の影響を確認したりできます。世界中の都市の特定の時刻における日光の状態を知りたい場合も選択するだけで簡単にセットできます。
シーンの雰囲気はポストエフェクト(カラコレ)によって調整できます。プロのデジタル一眼レフカメラを使用して撮影したようなレンダリングを作成できます。ブルームまたはレンズフレアの強度を調整して、より現実の見た目に近い映像を作成できます。
フォグにより光を可視化する事で、シーンに奥行き感を与えます。ENSCAPEでは粉塵の散乱や濃いフォグのレイヤをシミュレートできます。時間帯はフォグの色に直接影響します。日没時にはより強くなります。
目的の場所(被写体)にピントをあわせる事ができます。特定の場所に注目を集め、他の部分をぼかしたイメージを作成できます。
見る人に質感やテクスチャではなく建築の構造に集中してもらいたい場合は、ホワイトモードをオンにします。すべての色は白に設定されていますが、光沢やバンプなどの他のパラメーターはシーンの自然な外観を維持するために維持されています。
照明を分析したい場合は、ライトビューを有効にするだけです。このオプションは建物に降り注ぐ光をルクス数で表示します。ライトビューを有効にして時刻を調整し、モデルが特定の時間にどのように太陽光と相互作用するかを確認できます。あなたの建物が暑くなるか、寒くなるかを解析してください。
全てのサーフェスをポリスチロールモデルの様にレンダリングします。これにより太陽光はポリスチレンボードを通して散乱されます。このモードを選択すると、ジオメトリを透過する光の量を決定する透過量という追加の設定が表示されます。
ビジュアル設定のスライダーを使用して、プロジェクトの幾何学的形状の強度を強調します。これをビューモードと組み合わせて興味深い効果を作成できます。
プロジェクトのウォークスルービデオを簡単に作成できます
登録しておいた複数の視点(カメラ)からのレンダリングイメージ出力を一括で処理できます
背景のAlphaチャンネルを持つ画像をレンダリングし、画像編集ソフトで背景を自由に変更する事ができます。
スマートフォンから簡単にスキャンしてプロジェクトを共有できるように、QR コードを作成します。
Enscape はリアルタイムレンダリングにレイトレーシングを使用し、Enscapeが実行するほとんど全ての計算はグラフィックカード (GPU) で処理されます。このため、お使いのコンピューターは、少なくとも以下に示す最小推奨システム要件を満たしている必要があります。
さらに、必須ではありませんが、Enscape はデュアルモニター環境で動作するように最適化されているため、デュアル モニターで Enscape を使用することをお勧めします。
Enscape 3.5 プラグインは、次のホストアプリケーション用に提供されています。
Enscape は、Revit LT では動作しません。これは、Revit LT ではサードパーティ製プラグインの追加が許可されていない為です。これはAutodesk社によって設定されている制限です。
Windows では、インストール プロセス中にユーザーが特に指定しない限り、Enscape プラグインはデフォルトで上記のすべてのホストアプリケーションにインストールされます。ENSCAPEのインストーラーは1つで全てのCADアプリケーションに対応しており、インストール中に Enscape をインストールするCADソフトをユーザーが指定できる事を意味します。
注: ENSCAPEは Revit用プラグインの Colorizer と Techviz と競合します。非互換性を回避するには、Enscape を使用する前にそれらをアンインストールしてください。
Enscape はグラフィックスカード (GPU) を使用してレンダリングを実行しますが、GPUには専用の VRAM が必要であり、Intel統合グラフィックスチップで見られるようなCPUと共有VRAMはENSCAPEでは使用されません。なお優れた CPU は、Enscapeの読み込み時間を短縮できます。 Enscape を実行するためのシステム要件と、Enscape からエクスポートできるスタンドアロンの実行可能ファイルの動作条件は同じです。
ENSCAPEライブラリーの利用に、高速なインターネット接続環境が必要です。またENSCAPEアセットライブラリの読み込み時間が遅くなる可能性があるため、ケーブル接続のインターネット環境を推奨します。(Wi-fi接続でも高速であれば問題ありません)
注: リアルタイムレンダリングのパフォーマンスはプロジェクトサイズの影響を受けるため、次の表は、大規模な CAD/BIM プロジェクトで定期的に作業されている場合に推奨される最小GPUの仕様を示しています。 VR がリストされている場合、GPU のクロック速度 (プロセッサ) は VRAM の量よりも関連性がありますが、できるだけ多くの VRAM を搭載した GPU を常に使用するようにしてください。
最小条件 | 推奨条件 | VR 動作条件 | |
---|---|---|---|
OS | Windows 10 /11 以降 Enscape は、Intel MacのBootcamp環境(Windows 10/11 以降)でも動作します。 |
Windows 10 /11 以降 Enscape は、Intel MacのBootcamp環境(Windows 10/11 以降)でも動作します。 |
Windows 10 /11 以降 Enscape は、Intel MacのBootcamp環境(Windows 10/11 以降)でも動作します。 |
グラフィックスカード |
|
NVIDIA GeForce RTX 2070 / Quadro RTX 4000 or AMD 同等のGPU (例: Radeon RX 5700 XT) 利用可能な最新のドライバー、または少なくともENSCAPE推奨ドライバー |
NVIDIA GeForce RTX 3070 / Quadro RTX 5000 または AMD 同等のGPU (例: Radeon RX 6700 XT) 利用可能な最新のドライバー、または少なくともENSCAPE推奨ドライバー |
VRAM | 4GB VRAM | 6GB VRAM | 8GB VRAM |
VR ヘッドセット | Windows Mixed Reality デバイス HTC Vive および HTC Vive Pro Oculus Rift および Rift S バーチャルリアリティヘッドセットガイドのハードウェア要件を参照してください。 |
||
追加のソフトウェア動作条件 | Enscapeインストーラーは、Enscapeの実行に必要なソフトウェアの存在を確認します。そのソフトウェアが存在しない場合、インストーラーはシステムに見つからない物をダウンロードしてインストールするように求めます。 コマンドライン経由で Enscape を展開するために必要なソフトウェアのリストを次に示します。
|
||
サポートしていないハードウェア |
高速グラフィックスをサポートするドッキングステーションのみが Enscape で動作します。 |
||
既知の問題 | Revit版では、ENSCAPEは Revit用プラグインの Colorizer と Techviz と競合します。非互換性を回避するには、Enscape を使用する前にそれらをアンインストールしてください。 DLSS は NVIDIA GTX 1660 シリーズではサポートされていません。GTX 1660 シリーズのカードは RTX 機能を実行できますが、多くのパフォーマンスの問題が発生する可能性があります。GTX 1660 シリーズの環境でENSCAPEを使用する場合は、これらの GPU の RTX を無効にすることを強くお勧めします。 |
GPUが以下にリストされている最小推奨ドライバーを実行できる場合、Enscapeは動作するはずです。 GPU用に最新の利用可能なドライバーを実行することを常にお勧めしますが、最新のGPUドライバーの更新内容が予期しない問題を引き起こす場合がある為、問題が発生する場合は、ここにリストされている推奨ドライバーにロールバックすることを強くお勧めします。
Enscape for Mac プラグインは、次のホストアプリケーションで動作します
macOS では、インストール プロセス中にユーザーが特に指定しない限り、Enscape プラグインはデフォルトで上記のすべてのホストアプリケーションにインストールされます。ENSCAPEのインストーラーは1つで全てのCADアプリケーションに対応しており、インストール中に Enscape をインストールするCADソフトをユーザーが指定できる事を意味します。
Enscape はグラフィックスカード (GPU) を使用してレンダリングを実行します。 優れた CPU は、Enscapeの読み込み時間を短縮できます。
ENSCAPEライブラリーの利用に、高速なインターネット接続環境が必要です。またENSCAPEアセットライブラリの読み込み時間が遅くなる可能性があるため、ケーブル接続のインターネット環境を推奨します。(Wi-fi接続でも高速であれば問題ありません)
注: リアルタイムレンダリングのパフォーマンスはプロジェクトサイズの影響を受けるため、次の表は、大規模な CAD/BIM プロジェクトで定期的に作業されている場合に推奨される最小GPUの仕様を示しています。
最小条件 | 推奨条件 | VR 動作条件 | |
---|---|---|---|
OS | Monterey 12.6 以降 | macOSではVR表示を現在サポートしていません。 | |
Apple M1 | MacBook Air (M1, 2020) MacBook Pro (M1, 2021) iMac (M1, 2021) Mac mini (M1, 2020) |
MacBook Pro (M1 Pro/Max, 2021, 32 GB のユニファイドメモリ) Mac Studio (M1 Max/Ultra, 2022, 32 GB のユニファイドメモリ) |
提供なし |
Apple M2 | MacBook Air (M2, 2022/2023) MacBook Pro (M2, 2022) Mac mini (M2, 2022) |
MacBook Pro (M2 Pro/Max, 2023, 32 GB のユニファイドメモリ) Mac Pro (M2 Ultra, 2023, 64 GB のユニファイドメモリ) Mac Studio (M2 Max/Ultra, 2023, 32 GB のユニファイドメモリ) Mac mini (M2 Pro, 2022, 32 GB のユニファイドメモリ) |
提供なし |
GPUドライバーは macOSの一部であるため、Monterey 12.2.1 以降のバージョンを使用している限り、GPU ドライバーについて心配する必要はありません。