Canon imagePRESS C1+II
クリエイティブワークでのニーズに応えるハイクオリティな高画質と、オフィスワークに必要な高機能も備えたデジタルカラー複合機です。デザインカンプからプリント・オン・デマンドまで、プロフェッショナルの高い要求にも対応し、ハイレベルのカラー出力環境を構築することができます。
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クリエイティブワークの現場と、一般オフィスがカラープリンタに求めるもっとも大きな違いは、色の再現能力です。キヤノンの「imagePRESS C1+II」は、そんな要望に応えるべく、オフセット印刷に迫るクオリティを実現しました。デザインカンプの出力から、プレゼンテーション資料の作成、プルーフ用途やオンデマンド印刷まで幅広い用途での活用が期待でき、クリエイターから印刷現場までさまざまなユーザーの要求に応えるハイパフォーマンスなデジタルカラー複合機です。
方式 | 静電転写方式 |
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書き込み解像度 | 1200x1200dpi/256階調 |
対応用紙サイズ | 330x483mmまで |
印刷速度 | カラー14.2ppm、モノクロ60ppm(A4) |
印字品質は書き込み解像度1200×1200dpiの高解像度を実現し、小さい文字までクッキリと再現できます。さらに、新開発の画像処理エンジンを搭載し、広い色空間での画像処理を実現しながら、高速での高解像度処理を両立しました。また、本機には、レーザー光量を自動制御する「濃度ムラ補正」を搭載しており、カラーレーザープリンタで発生しがちなベタ面の濃度ムラを抑える機能や、感光ドラム、現像機、中間転写ベルトの3カ所でトナー濃度を自動制御する「ATR(Automatic Tone Reprenisher)」、ドラム上の紙間パッチ濃度をリアルタイムで検知し自動的に濃度補正を行う「ARCDAT」が搭載されるなど、惜しみない技術投入で、大量印刷時でも1枚目から最後までほとんど変化のない色再現を得られます。
また、「imagePRESS C1+II」は、幅広い用紙に対応しているのも特徴のひとつです。新開発の中間転写ベルトやローラーにより、表面に凹凸のあるメディアにも均一にトナーを転写し、高品質の出力結果を実現します。しかも、均一にトナーを転写するだけでなく、メディア表面の特性に合わせて、トナーの熱融解特性を最適化することで、メディアの質感を生かした色再現を実現し、印刷物の活用範囲を大きく広げます。
印刷画質に迫るVトナー
独自開発した平均粒径5.5umWAXを微細に分散した粉砕トナー「Vトナー」を採用しています。JapanColorを超える広い色域を確保し、オフセット印刷に迫る高い色再現性や、多彩なメディアに最適な光沢を実現します。
(左)Vトナーの顕微鏡写真(右)色彩比較イメージ
CMYK+クリアカラー
オプションの「Vトナークリア」の効果により、印刷物全体の光沢均一性を高める表現やメタリック調の装飾効果を実現します。色合いや立体的な質感のあるデザインも可能にする部分コーティングなど、POP、リーフレットなどへ幅広い活用が可能となり、クリエイティブワークに付加価値を提供します。
注目を集める新しいデザイン表現
通常の4色プリントに加えて、第5のプリント層としてクリアカラーをプラス。角度によって浮かび上がる透かし効果で、デザイン・装飾用途の他、新しいセキュリティプリントとしても注目を集めています。
高付加価値のビジネスに
一部の高額なPOD専用機でしか実現しなかったクリアプリントでしたが、imagePRESS C1+IIにより、リーズナブルなコストとイージーオペレーションで実現できるようになりました。高付加価値の特殊印刷として差別化を図ることができ、ますます競争が厳しくなってきたPODビジネスの中での切り札となります。
クリアトナーを加えることで、見る角度により透かしに見えるような、新たな表情を簡単に作り出すことができます。
オフセット印刷に迫る高い再現力
トナーやベルト、ローラー類、画像処理エンジンに新技術を投入するなど、オフセット印刷に迫る画質を実現しました。一度サンプルをご覧になっていただければ、その画質に驚くはずです。プレゼンテーションでの訴求力向上にもつながります。
大量出力時でも、色味が安定
高精度の自動キャリブレーションシステムや「濃度ムラ補正」機能を搭載するなど、色安定性には徹底的にこだわっています。プリントの最初と最後で色が違った、昨日と色味が異なる、といった問題を軽減し、安定した色再現を実現します。
弾性中間転写ベルトにより多くのメディアに対応
樹脂ベルトに弾性を持たせた中間転写ベルトによりメディアの凹凸を吸収し、対応メディアを飛躍的に拡張しました。カラーカンプに本紙を使用したり、プレゼンテーションで個性的な用紙を使用したり、用途の幅が広がります。
異なるメディアでも最適な光沢
メディア表面の質感に応じて最適な光沢が得られるよう、自動的にトナーの熱融解特性を最適化する機能も装備しています。印刷するメディアが異なっても、シャドー部分のつぶれなどが軽減され、オフセット印刷に近い質感を再現します。
RIP、ハード共に処理速度向上
紙送りエンジンを高速化したほか、プリント中に次のRIP処理を平行処理する「RIP-While-Print」機能をさらに強化することで高生産性を実現しました。稼働中にトナーカートリッジを交換できますので、機械を止めずに連続運用が可能です。