ダイスケリチャードさんの本気の作画講座:第2回

イラスト1:実線入れ

STEP 1

前回のラフ完成時から今回の作業まで時間が空いたので、少しラフを再調整。
気になった頭の大きさや髪の流れ、腕のラインを整えました。


STEP 2

個人的に箱型のイラストは枠が出来てから埋めていく形が好きなので、1番外のラインから描き進めます。
特に意味があって始めたことではないのですが、基本的に直線は使用せず全てフリーハンドで描いているため良く見るとかなりガタガタです。
とはいえ、仕上がり段階では意外と気にならない上、直線より気持ち深みが出るような…気がしています。多分。


STEP 3

淡い色を多用する事が多いのですが、メリハリをつけて全体をまとめるためにバランスを見ながら黒も配置します。
感覚的なものになる上、後で修正したい時は不便なのでオススメはしませんが線画の段階で黒ベタで良さげな箇所は塗りつぶしています。


STEP 4

線画の段階で気になった箇所はラフに従わずに描く場合もあります。
今回はペンギンがデフォルメされたような頭身になっているのが気になったため、線画で急遽リアルめに描きかえました。


STEP 5

外から進めていったため、外側が完成しました。
本来良くない考え方ですが、修正したりしているうちにキャラの左腕の収まりが悪く見えたので、手前の棚に付箋を描き足して少し隠すことにしました。
行き当たりばったりで作業しているため度々こういった状況が出てきます。


STEP 6

箱の内側を描きました。
ペンギンに続きキャラの頭身が低く感じたため顔を小さく、また、うたた寝感を出すために少しだけ上半身の傾きを強調しました。
STEP3同様に髪やモニター、靴下などは黒ベタで塗り、全体を見てバランスが悪くないことを確認しました。


STEP 7

黒ベタ箇所には着彩前に簡単なハイライトを付けていきます。
今回は髪の流れを分かりやすくする線を数本描くのみでした。
描き込みすぎてうるさくなるのも嫌なので、最低限パッと見た時にどういう動きをしているか分かりやすくするくらいの感じです。


STEP 8

大枠を基準に塗りつぶし、背景と着彩するエリアを分けて今回は終了です。