ダイスケリチャードさんの本気の作画講座:第6回

イラスト2:線画

STEP 1

1ヶ月ぶりですダイスケです。毎回唐突に始まるので、挨拶してみました。
前回はラフの完成まで進めましたが、寝ている感じをより出すために膝にブランケットを追加して線画に移ります。


STEP 2

まずは頭から線画を描いていきます。
髪が黒いキャラは線画の段階で黒ベタに、また髪の流れを表すように少し遊んでいる毛を追加します。
遊ばせすぎるとごちゃごちゃして汚く見えてしまうので程々に。


STEP 3

ラフ時点では線が複数あることで自然に見えていた箇所も、線画を描くことでシンプルすぎたりするので、マークや文字、つぎはぎのようなものを雰囲気で追加していきます。


STEP 4

人物と周辺のアイテムを描きました。
改めて見ると、違和感のあった腕のラインなどをラフ時から若干修正しています。


STEP 5

今回のイラストはソファーや布といった多少柔らかさのある物体が中心なので、直線部分が多少よれても問題ありません。
また、ラフの段階ではコピー→左右反転を行なったので完全にシンメトリーになってましたが、線がゆらゆらしていることで自然に見えていたりします。
ちなみに、ソファーにかけてある「H終S」は近々平成が終わるので入れました。


STEP 6

全体の線画が完成しました。ここから加筆・調整していきます。


STEP 7

線画の単調さをなくしつつ、後でちょっとした影を描く面倒さをましにするため、一部を塗りつぶしていきます。
基本的に、少し段差がありそうな部分に気持ち入れていくような形です。


STEP 8

黒ベタになっている髪に、白い線で流れを描き足していきます。
以前の連載でも言っていたのですが、これも程々にしておかないとごちゃつきすぎて汚く見えるので注意です。


STEP 9

最後に着彩箇所と背景の境界を塗り分け、第6回は終了です。なんとなく肌色も描きました。
奥の足を塗っていないのは後々片足だけ靴下を履かせ、なんとなく設定を感じられるようにしようかと思ったからです。
それではまた来月~。