ダイスケリチャードさんの本気の作画講座:第3回

イラスト1:着色

STEP 1

前回までの線画を描き終え、白を置いた状態からスタートします。
基本的には人物や紙、スクールバッグなど色が分かりやすいものから進めていきます。


STEP 2

肌や紙などは色味が薄く、背景が白いままだと見づらいので一旦青を敷きました。
ここで青を使うのは、昔SAIを使っていた際の領域選択で大部分が青色という状態を見慣れているからかと思うので特に意味があってこの色にしているわけではありません。緑の方が目に優しかったりするのかとも思いましたが、画面見てるなら一緒でしょうか。


STEP 3

パッと見た時に大差はないのですが、中の印刷が少しだけ見えたりするのを手軽に再現しようと思い、本の側面は毎回少しグレーがかっています。正直あまり意味はないかもしれません。


STEP 4

白に近い色のパーツを塗り終えたのでバランスよく配置されているかを確認します。
白がいい感じに散っていると全体が締まって見えたり、単純に色ぬりで悩む箇所が少なくなり作業自体がスムーズになるかと思います。


STEP 5

背景色を青から、上で塗った白いパーツと見分けがつく程度の薄いねずみ色に変更しました。
今回は青とピンクをメインカラーに進めていく事になんとなく決め、塗り進めて行きます。
この際「モニターはねずみ色や黒・白などが多い」など現実的なイメージは一旦さておき、最終的に仕上げたい色に合うよう配色します。


STEP 6

肌に色を足していきます。
フラットかつシンプルに仕上げるため、影に複数色使ったりグラデーションをかける事はせず塗る範囲などもかなり大雑把です。
また、個人的な趣味で目元をとにかく赤くします。


STEP 7

今回のメインにする青や水色を増やして行きます。
後々仕上げる際に色はかなり調整するので、この段階ではバランスなどあまり気にしません。


STEP 8

大体を塗り終えました。
1番目立つので天井は青、中の壁は濃い色を使いたかったので赤、といつも以上になんとなくで進めた結果わりと散らかってしまいました。
次回はこの散らかりをまとめつつ、仕上げの作業を行いたいと思います。