Tooのグループ会社で、コピックの製造・販売を行うトゥーマーカープロダクツという会社の財務経理を担当しています。会社の売上や使ったお金などを取りまとめ、月単位や年単位でどれくらい利益や損失が出ているのか、そこにはどの要素が金額として大きな影響を与えているのか、数字という共通言語で可視化するのがメインのミッションだと思っています。数字を集計して終わりではなく、それらをどう組み合わせれば会社の判断やアクションに役立つのか考えながら日々数字と向き合っています。
新しい取り組みなど会社の方針に関わる判断に、自分の組み立てた数字や資料が役立ったときの達成感は大きいです。また会社の規模が大きすぎないおかげで、営業活動全体を数字の面から俯瞰できるので、話に聞いていた他部署の取り組みが業績数値にもプラスに影響しているのを見ると嬉しく感じます。
月並みですが、大学4年間の接客アルバイトで鍛えられたホスピタリティと応用力は礎になっていると思います。お客様単価が高めの飲食店やテーマパークのちょっとした裏方など、高い期待値でマニュアル外の機転が常に求められる環境でした。お客様はもちろんチームメンバーの視点を想定して動き、トライアンドエラーで次回の改善につなげる習慣が、現在の俯瞰・分析的な業務にもお仕事上のコミュニケーションにも役立っています。
ちなみに大学では美学を専攻していて、経理や簿記に関わることは一切学ばなかったのですが、答えのない問いへ多角的にアプローチするという意味で今のお仕事にもしっかり繋がっていると思っています。
入社して半年くらいの頃、社内基幹システムの入替プロジェクトが立ち上がり、部署代表として約1年がかりで参画しました。Tooグループの中でアナログ画材を扱うG-Too、バニーコルアートとトゥーマーカープロダクツが3社合同で使用するシステムになるため、各社のオペレーション全体を把握したうえで要望などを取りまとめる必要がありました。入社1年目としては大きく背伸びが必要な役回りだったと思います。
知識不足を痛感しつつも、部署内外を問わず業務内容を質問できる貴重な機会でしたし、どなたも親身に教えてくださり、今に繋がる大きな学びを得ることができました。
服や雑貨を買いに行ったり、美術館やギャラリーに出かけることが多いです。歩くのが好きなので、松涛美術館から根津美術館くらいなら平気で歩きます。
最近は何気なく入った本屋さんにコピックがずらっと並んでいることも多いです。358色並んだディスプレイは綺麗かつ壮観です、ぜひお散歩のついでに探してみてください。
基幹システム入替プロジェクトのメンバーからいただいた、差し入れのお菓子です。当時は入替1ヶ月前という大詰めの時期で、皆さん目が回るような忙しさだったはずなのですが、そんな中だからこそ遊び心ある優しさが輝く1枚だと思っています。私自身も通常業務とプロジェクトの並行でフル回転の状態だったので、いただいた気遣いがいっそう身に沁みました。見返すたびに、今度は自分がこういう気遣いを色々な方に返せるようになりたいと思います。