Tooグループ採用

2023.1.13 産休・育休インタビュー

タグ:インタビュー キャリア採用


こんにちは、Too採用担当の甲斐です。
「100人100通り」と表現しているTooの社員の働き方、その中から今回は【産休・育休】をテーマに、実際に産休や育休を取得した3名の社員に座談会形式でインタビューしてみました。
仕事を続けながら、人生の大きなイベントの一つでもあるこの時間とどう向き合うのか、面接や説明会でもご質問いただく機会が増えているこのトピック、皆さんの参考になりましたら幸いです!


1.育休前、育休後の仕事の内容を教えてください


郷間:インサイド業務のチームで発注、伝票作成などを担当していますが、基本的業務は休職前後で変わっていないです。発注業務については休みに入る段階で引き継ぎ、戻った時にそのまま2名体制になりました。復帰して4ヶ月、業務環境が楽になったし、その分新しい業務にチャレンジできる余裕ができましたね。チーム内で業務の属人化を防ごうという動きがあった中で、体制変更のきっかけにもなったかもしれません。
産休前に健診に行ってそのまま入院となってしまい、急遽産休に入ることになったのですが、チームが協力してくれました。


添田:私は2回経験があって、1回目は7年前。当時の講師職から復職後の業務環境が現在の人事労務に変わりました。当時の周りの環境、考え方の変化もあって、違う部署でイチからスタート。心機一転ではありましたが、育児も環境の変化もあってなかなかハードだった記憶があります。
2回目は3年前で復職後も同じポジション。育休中は本当に仕事のことは考える余裕がなく、以前と同様に業務ができるか不安もあったので、同じ業務に戻れる安心感を感じました。社内外とも産休育休に対する考え方や、周りの受入れ環境もこの数年でずいぶん変わリましたよね。


藤村(仮名):私は14年前。産休・育休の社内制度はあったものの、当時は取得する人が珍しく、環境が今とは全く違いました。当時から社内ITシステム管理の部署で復職後も業務自体は同じでしたが、定時後すぐにお迎えに行くために時間の使い方が変化しました。
それ以前にも制度利用の手続きはどうするのか、何が必要なのかなど、みんなが手探りの状況での取得でしたね。

〜育休前の業務と育休後での変化は?

添田:自分で自由にコントロールできる時間が変わりました。「子供が熱を出した」「怪我をした」など、自分の都合とは関係なく、予定が変わることもあります。
就業時間だけでなく、私も1日の時間の使い方が大きく変わリましたね。


2.どんなところに仕事の面白さ、やりがいを感じていますか?


郷間:社会との関わりを持てるところが大きいです。


添田:何かをやり遂げた、成果を感じることができるところですね。誰かに認められるということも大きな要素です。長期離脱しても戻って来られる場所があったからこそ、ですが。


3.育休取得をするで、仕事から長期で離れることになる。違う環境に不安はありませんでしたか?


藤村:最近では、グループウエア(Garoon)が社外でも安全に利用できるような環境整備もされていますが、当時はグループウエアの利用範囲も社内のみで、何かあれば書面もしくは電話での連絡でした。会社の状況共有もその連絡のみの環境でしたので、落ち着いて育児に専念できる一方、会社で何が起こっているかわからない不安もあった記憶があります。


添田:社員へのiPhoneの貸与や、グループチャットの浸透も環境を大きく変えましたよね。


4.その点で言うと、育休中、仕事との距離感(連絡ツール、コミュニケーション)はどうでしたか?


添田:そもそも産後は精神的にも余裕がなく、仕事から完全に離れていたのですが、自分に余裕できた時に情報を取りに行ける現在の状況はありがたいですね。
グループウエアのメッセージでも必要があれば連絡していましたが、頻繁ではなかったです。


郷間:チームで業務上使用しているグループチャットは稼働していますし、上司からも連絡はありましたが、こちらが対応できる時に見れば良いスタンスであったことが助かりました。
グループチャットがあることで急ぎ連絡が取りやすい環境にあり、時間を見て情報収集ができるので、復帰後も環境ブランクがあまりなかった感覚です。

〜部門、上司からの連絡はどんな頻度でしたか?

添田:必要最小限でしたね。


郷間:連絡をいただいても見られないことも多いので、そのくらいがありがたい(笑)
見られない時には電源オフのこともしばしば。急ぎでない案件はグループウエアのメッセージで発信いただき、見られた時に返事で良いというスタンスが精神的にも安心していられました。


添田:人事でも手続きがあるので、最近はお休み前に連絡方法の希望を聞いています。その方により違いますが、連絡のしやすさでチャットを選ばれる方も多いですね。


郷間:若い世代の方はSNS感覚で常にチェックしているのかもしれないです(笑)


5.育休中一番嬉しかった、よかったことは?


添田:仕事の締めなどプレッシャーからは一時解放された感もありました。それは期間限定の休暇だからこそ、そう思えたのかもしれません。育児、家庭のことに集中できるのはありがたい時間でした。


藤村:その時期にしかない子供の成長を間近で見られることは良かったです。当時はいっぱいいっぱいでそう感じる余裕もなかったですが、保育園に預けてからそう気付きました。子供の写真もその期間のものがたくさん残っています。

〜添田さんは12月末から3回目の産休ですね、直前となって今の心境は?

添田:チームでの業務の引き継ぎで焦りはあります。会社組織ですし、普段からのやり取りがあるので自分がいなくても回る事はわかっていても、伝え忘れはないかなど勝手に焦っています(笑)


甲斐:チームとしても、業務を整理するいいチャンスなのかもしれないですね。


藤村:14年前は、産休より前にまず辞めるかどうか、の選択でした。今は産休〜育休が当たり前。辞めることを考える人もあまりいないのかもしれません。届出の仕方、連絡ラインもよくわかっていない状況だったので、今の環境は羨ましいし、こういう環境になって良かったと思っています。


添田:私も1回目と2回目でも環境が違いましたし、コロナ前ともまた状況が変わってきていますよね。
今のように、在宅や時差勤務ができることが本当に大きい。保育園は朝7:00から預けられるので早く預けて時差で勤務をしているのですが、お迎え対応で早く帰るけれど、その分朝は早く業務開始するなど、そういった調整ができる安心感がとても大きいです。


6.復帰前の気持ちは? 準備などはどうされましたか?


添田:新しいシステムの使用法や、パスワード、あとはグループウエアで新しいトピックなど確認しました。
もしかしたら、復帰後の業務に変更がある場合はまた違うかもしれないですね。


郷間: 自分としては多少緊張もあり意気込んでいたのですが、チーム側にいきなり100%でなくてもいいスタンスで迎えてもらって、休職前との仕事量の違いや自身の環境の違いなども含め、徐々に感覚が戻っていく感じでした。




7.期間中、前後のチームの人たちのサポート体制はどうでしたか?


添田:まずは上司に妊娠を伝えて、「そっかそっか、おめでとう〜!」 育休・産休取得の希望を伝えて、そこからどうするかを考える感じでした。上長とどこまで話して休みに入るか、打合せができていた方が安心ですが、申請から実際の休みまでは時間もあるので、1〜2ヶ月前あたりからようやく具体的な話を始めています。


郷間:チームによっては、業務や担当が変わることもあると思いますが、休み前のバリバリやっていた自分とのギャップも感じることはあります。


添田:急に何があるかわからないので、「もっとやりたい」とも言いづらい。言えない環境というより、自分の状況としてやり切れるかどうか、どういう見られ方をしているかなどの不安があり、様子見なところも正直ありますよね。
あとは変化が多い環境だけに、復職後、社内文化の進化に乗り遅れた感はありました(笑)今後は復帰前、上司との面談だけでなく、キャッチアップのための1on1や座談会などもあると安心かもしれないです。


藤村:そうですね、同時期の方がいなくても、人事の人と話せるだけでも安心かも。


郷間:業務上在宅ができるので、保育園に入れなかったら最悪は家でという選択肢も考えていたのですが、現実は一週間でもやっと(笑)子供が動き回るようになるとさらに大変ですよね。
育休明けにいきなり出社ではなくても良い選択肢があり、通勤時間がないことは本当に助かります。


添田:業務内容により環境に多少の違いはあるかもしれませんね。新しい業務となると違う負荷はかかるかもしれないけれど、相談の上で、そういう働き方ができる業務へ異動する方もいますし。


8.復帰後仕事と子育ての両立はどうされていますか?


郷間:平日に少しでも楽をするために土日に食事の作り置きをしています。
あとは1日を逆算して行動、そして12時には寝たい!など、分刻みです。


添田:寝ないと無理ですよね。


藤村:昔は時差勤務などできない中での育児で、もう記憶がないです(笑)今思えばよくやっていたという感じだけど、在宅、時差でやりくりできるようになって、本当に良かったね。


添田:当時は、なんで私だけこんなに大変なの?と思っていましたけど、今思えば、一人ではできなかったと思います。例えば、自分が外れることでチームの他の誰かが頑張ってフォローしてくれていると思うと、本当に感謝しかない。そうなると、グループチャットは感謝を感じられるツールですよね。


郷間:わずかな隙間時間のいい気分転換というと変ですが、社会との繋がりも感じられますね。私も朝方、深夜とか変な時間チェックして 「いいね」 していました (笑)


添田:チームとの繋がりを感じますよね。「私もいます」 ってアピールしておかないとね。
そういえば、子育てしながらのキャリアアップってどう思いますか?
キャリアアップを考えたとき、どう形成していけば良いのか・・・。もちろん自分だけではできない事ですが。


藤村:うちは子供が中学生になるんです。小学校の高学年になるまでは大変だけど、その後は楽になりますよ。10年くらい頑張れば、自分の事を考える時間ができてきます。


添田:その10年。上を目指したい、頑張りたくてもうまくいかなかったり・・・。しんどくなかったですか?


藤村:その当時はしんどかったです。
でもその間の活動を見ていてくれたり、その後チームリーダーとして仕事ができたりして、評価してくれていたことを感じられたんですよ。そのありがたさもあるから、今度は自分がやってもらったことを周りの人に返したい、カバーしてあげたいと思います。


添田:それぞれの選択なので、それぞれの考え方、思うところ、働き方はあるでしょうが難しいですね。


藤村:あと、小学校低学年までは、学校が終わった後の時間をどうするかは悩みましたね。
放課後クラブなど、帰宅までの時間をどうするか問題。


添田:そうですよね、今私自身は在宅もできるから何とかなっていますけど・・・。


郷間:自分自身も小一から鍵っ子でした。だからこそ、子供は一人で待たせたくないというのもあります。


添田:そこまでの期間、どうにかうまくやれると良いですね。

〜ほぼ在宅となると、社内のコミュニケーションはどうしていますか?

郷間:チームのグループチャットへの私の書き込み量がすごいです(笑) 毎日のオンライン朝礼でのコミュニケーションも大事です。


添田:コロナ前は、飲み会とかランチに行けないとか。すごく寂しくなる時がたまにありました。時間にも追われているので時間と気持ちの余裕がなくて。今はまたコロナ禍ということもあり、以前と比べて雑談の少なさは感じたりしますね。
時短についていうと、在宅なら時間になったらPC閉めて終われるけど、出社していると、皆これから忙しくなる時間に帰るのは、「ごめんなさいー」という気持ちになります。


甲斐:こちらは、「もうそんな時間か!」と思っているだけですよ(笑)
私たち定時のメンバーがまだ家にいるような時間から勤務されているんですから。


郷間:出社したい人も、出社が必要な人もいるでしょうから、家庭の環境もありそれぞれで状況は違いますよね。


甲斐:私たち人事チームは当時添田さんの復職を本当に待っていましたよ。今のチームとしてどんな風に対応できるのか、多少の心配はありましたが、調整、相談をしながら業務を回していっている感じで、今はそれが普通です。
育児中の10年の中でも、やっていた事、貢献してくださったことは必ず残っていくと思います。ただ、その中でもお互いの感覚のすり合わせなど、今の状況をチームで話し合う時間があるといいかもしれませんね。


郷間:復帰してみたら、キャリア採用の女性社員が増えていましたが、社内でも部署によっては、まだ産休育休の経験のないチームもありますよね。一人がやってみて、なんとかやれることがわかってくるといい。こういうインタビューを読んでいただいて「意外とやれますよ」ということがわかると嬉しいですね。


添田:それぞれで考えの違いはあっても、世の中の動きや今のスタンダードへの認識は必要。
同時に保育園は簡単には入れないなど、問題点も知る機会があっても良いのかも。その上で、どういう風にお互い調整や協力が必要かを考えられるといいですよね。


甲斐:今後は、同時に産休、育休もある可能性が。環境はぞれぞれですが、カバーできるような体制を作っておかないと、現状のように 「おめでとう!産休育休取得だね、OK!!」とも言いづらくなる可能性ありますよね。


郷間:そういう環境がないと休みづらいですよね。産休に限らず、介護の場合もあるわけで。

〜郷間さんはご主人もToo社員ですが、どんな風にお話されていますか?

郷間:休暇中も社内情報は逐一もらえるので、助かりました(笑)こちらもテレワークができるのでその範囲で子供を見ていてもらえたりしましたね。今日も朝、保育園に送ってくれました。


9.この職場環境の中で、今後やってみたいことは?


添田:働き方など、情報共有の場を作れるといいですね。


郷間:普段なかなか聞けないので、意見交換など。他の人の状況も知りたいです。


藤村:ママチャットグループ(本当はパパもOK)があるんですよ。
愚痴が言いあえるのも大きいですけど、アドバイスやお役立ち情報などの共有があって、サポートになると思います。


郷間:他の人の1日のスケジュールも聞いてみたいです。自分の時間の使い方など改善策考えていきたいですね。


10. 産後も仕事を続けたいという方、育児休暇の取得を考えている社員に向けてメッセージをお願いします。


藤村:パパ休は、取れたら是非とってほしい。この環境を知ってほしいし、この時でないと味わえない感動も味わえますよ。


添田:今後Too入社を検討している方へは、こういう制度、環境はありますが、この期間を経てその後どう働いていくのかを考えておくといいかもしれません。
復帰後どう働いていくか、仕事とどう関わるかには、周囲の協力も不可欠ですが、まずは自身の熱意が必要だと思います。その後どうしていくかは自分次第。会社も社会も変わっていきますしね。


郷間:安心して休める、帰ってこられる場所もあり、安心して仕事を続けられる環境はありますからね。


甲斐:変化の中で自分たちでも環境を良くしていく必要もある。そのサポートができる体制を作りたいですね。


添田:業務の比重をどうしたいかも、環境も人ぞれぞれ。上司や人事と復職からのキャリアプランを話す場があっても良いですし、迎える側であるチームの考えを知る機会もあるといいですね。




今後も私たちの「働きやすい環境づくり」は続いていきます。その中から、引き続きトピックをご紹介していきますのでお楽しみに!


ご興味を持っていただけた方、カジュアルに相談してみたい、オフィス見学してみたい、といった方も引き続き大歓迎ですので、こちらからお申し込みください。


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