クラウドバックアップ
Too クラウドバックアップ
BCP対策として今まで求められたクラウドバックアップサービス。災害時にデータを復旧する手段として捉えられてました。
近年のクラウド利用や悪意のある第三者によるランサムウェアの被害が深刻化、それに伴いクラウドバックアップサービスも対応が迫られてました。
Too クラウドバックアップ はランサムウェアからアクティブにデータを保護し、自動的に国内1拠点・海外1拠点へバックアップ。
操作性や運用開始も簡単にはじめることが可能です。
災害だけではなく、ランサムウェアの被害による事業継続するためのBCP対策の一環として、同時に備えられる次世代クラウドバックアップサービスです。
クラウドバックアップが必要なBCP対策は災害だけではない
BCP対策として今まで求められたクラウドバックアップサービス。今やBCP対策は、ランサムウェアの被害による事業継続の危機も対象となりました。
ランサムウェアの被害は、数百、数千、数万という単位でファイルがロック・暗号化してしまい、感染した瞬間にネットワーク上にある他のPC/Macやサーバに対して、横に感染を爆発的に拡大させます。ファイル単位での復旧はほぼ不可能と言われており、さらに、ファイルを暗号化して開けなくするだけでなく、アプリケーションを使わせない、システムを破壊する、などの行為も行われます。また、遠隔操作で感染したPC/Macを操作し、メールデータやアドレス帳、パスワードなどを搾取するタイプのものも出現しています。
悪意のある第三者の目的は金銭を獲得するための行動です。1台のPC/Macを感染させて困らせるだけでなく、大きな被害を出すことでこそ脅迫行為が成立します。いかに感染したPC/Macから、被害を拡大化させるかの技術に長けており、昨今の被害は瞬時にオフィス内のPC/Mac全体に感染させるような巧妙な手口が横行しています。
これにより、会社全体の仕事継続に困難が生じました。理由としては、感染後の後処理に大変時間がかかったことにあります。
例えば、1台のPC/Macを復旧させるのに半日〜2日以上は平気でかかり、復旧したいデータの存在確認などの後処理に時間がかかり、事業にダウンタイムが生じ、利用しているPC/Macの数によっては数ヶ月に及び、BCP対策を行なっていたものの災害対策を対象としておりマルウェア等の感染後の対策に及んでいなかったこととして取り上げられました。
日本企業を狙ったランサムウェアによる被害は、2021年4月から急激に増えており、システム、業務、金銭的被害、そして情報流出による社会的信用の失墜にまで及んでいます。
システム上の被害
情報ネットワークのサーバや端末が同時多発的な攻撃を受け、大量のファイルが暗号化され、被害を受けた端末やサーバのシステム全てで起動そのものが不可能となる。
その場合、サーバの早期復旧に有効な技術的手段が確認できず立ち往生となる。
業務上の被害
影響を受けた可能性のあるすべての端末やサーバを停止する必要があり、ネットワークを遮断せざる負えない。
そのため、通常業務が行えず、期限のある経理処理や業務が行えず、安全な状態が確認できる仮復旧まででも、のべ数週間に渡って事業継続の困難となる。
金銭的被害
暗号化されたデータを復旧させるため要求された「身代金」を支払ってしまうことによる金銭的な被害を被る。
情報漏洩
機密データが窃取され、インターネット上で公開されるなどの強迫行為により情報流出、それに起因する社会的信用の失墜に繋がる。
身代金は払う/払わないの選択ができるが、最も問題となるのは事業を継続させるための端末やシステムが利用できず、事業再開までのダウンタイムが発生すること。
感染した企業の72%は、攻撃発生から2日以上データにアクセス不可という統計がでています。また、5日以上アクセスできなかった企業は32%となり、もはや災害と言われる所以となります。
BCP対策が、火災や地震などの自然災害だけでなくランサムウェアによる被害も災害といえるため、考えられる範囲が広がっている、ということが言えます。
大事なファイルを全て守るクラウドバックアップ
企業の重要なデータはファイルサーバー、NAS やノートパソコン、デスクトップパソコンなど色々な場所に保存されており、またファイルの種類も様々です。
Too クラウドバックアップは企業の事業継続にとって重要な販売管理データから、ExcelやWordなどの業務データ、Illustrator、Photoshopなどのデザイン制作データまで、すべてのファイルをバックアップすることができます。
また、Mac、Windowsに対応していますので、OSや機器ごとに異なるサービスを用いる必要はありません。
誰でも簡単にバックアップ
・初期設定は最短10分。簡単にクラウドへ自動バックアップを開始できます。
もちろんバックアップスケジュールは任意で設定可能です。
・OSからのフルバックアップも、ディレクトリを指定してのバックアップも可能です。
初回フルバックアップ以降は変更のあったデータブロックのみをバックアップします。
・ローカルからクラウドへの一方向の同期のため、ローカルの元データが変更されることはありません。
場所を選ばず設定/管理
・バックアップ設定はWebブラウザで管理画面にログインして行います。
・設定後はどのマシンからでもログインしてバックアップ状況を確認したりリモートでデータを復元できます。
NASもバックアップ可能
・Windows PCまたはMacから、NASなどのネットワーク上のHDDを指定してバックアップ可能です。
共有ボリュームをマウントしておく必要はありません。
データの復元
・指定したディレクトリ単位でバックアップしている任意の履歴からデータをダウンロードし復元することが可能です。
2重バックアップと強固なセキュリティ
・ネットワーク冗長化、自家発電設備を備えたISO27001認定の国内データセンターに加え、海外ロケーションへも二重にバックアップを行います。
・お客様のポリシーに合わせてお客様環境上でAES-256で暗号化するように設定の選択が可能です。データ転送はAES-256で自動的に行われます。
ランサムウェアからアクティブに保護
・許可されていない改変や暗号化からファイル、システム、バックアップデータを保護します。
・エージェントソフトウェアの乗っ取りとエージェント経由のバックアップデータの改変を阻止します。
・振る舞い検知とホワイトリストをベースに、将来発生する脅威にも対応します。
・ファイルがランサムウェアによって改変された場合もすぐに検知・遮断し、ファイルを即時復旧します。
動作環境
・Macクライアント及びサーバ
MacOS 10.13 〜 10.15、MacOS 11〜MacOS 14
※ランサムウェアからのアクティブ保護機能はMacOS 10.14以降対応。
・Windowsクライアント及びサーバ
Windows7、Windows 8、Windows 8.1、Windows 10、Windows 11
Windows Server 2008(R2含む)、2012(R2含む)、2016、2019、2022
・推奨 Web ブラウザ
Google Chrome 29以降
Mozilla Firefox 23以降
Opera 16以降
Windows Internet Explorer 11以降
Microsoft Edge 25以降
macOSで稼働するSafari 8以降
※クラウドバックアップサービスのご利用にはWebブラウザが必要となります。
エージェントソフトウェア動作
・事前防御
-脆弱性診断、URLフィルタ、エクスプロイト防止
・リアルタイム
-マルウェアからの保護(振舞検知、ヒューリスティックス)、ファイルレス攻撃の検出
・事後対応
-データバックアップ、リストア
・ ランサムウェアなどの脅威からバックアップとエンドポイントのデータをアクティブに保護し自動復元
- 許可されていない改変や暗号化からファイル、システム、バックアップデータを保護
- AcronisBackupのエージェントソフトウェアの乗っ取りとエージェント経由のバックアップデータの改変を阻止
- 振る舞い検知とホワイトリストをベースにしているため、将来発生する脅威にも対応
-万一、ファイルがランサムウェアによって改変された場合もすぐに検知・遮断し、ファイルを即時復旧
価格
アカウントについて
基本1契約で1アカウント分含まれ、1アカウントあたり1台のMac/PCのバックアップが
可能です。
ご利用台数を増やしたい場合、アカウントの追加が必要となります。
追加アカウントごとに、別途1台につき 月額1,000円(税別)の追加費用がかかります。
例)100GB領域・3台の場合の月額費用は、3,800円+1,000円×3台の合計6,800円[税別]
となります。
容量の追加について
100GBからの容量追加は500GBへのコース変更となります。
※1TB以上もご提供可能です。詳しくはお問い合わせください。
Too 内部対策LAN&CloudBackup セキュリティソリューション
本ページでご紹介いたしました【Too クラウドバックアップサービス】により「復旧」にフォーカスしています。
ランサムウェア対策においては「防御・防止」はUTMで行うことは前提になります。
その後の内部対策として、感染の拡大を抑える感染源の「特定」と「対応」を行う【TiFront】と組み合わせることで、一連の対策を行うソリューションとしてご提供いたします。