総合電動工具メーカーとして、現場のプロ向けに特化した電動工具、エア工具、園芸工具などを開発・生産し、世界150カ国で販売している、株式会社マキタ様。会社の情報発信ツールのほぼすべてを、宣伝デザイン室で内製されています。その制作環境を維持管理するために、保守サポートサービス「Too CARE」を採用いただきました。導入経緯や効果について、社内システム構築を担当している、宣伝デザイン室の平松氏にお話を伺いました。
宣伝デザイン室の業務内容
宣伝デザイン室は約40名。カタログやパンフレット、3DCGを使ったプロモーションビデオなどのユーザー向け情報、CSR活動、IR情報、採用情報など、会社に関わるあらゆる情報発信のコンテンツ制作を担っています。他には、販売店や修理店向けのアフターサービス情報も扱います。弊社の商品はプロが使う工具なので、故障するとユーザーの仕事が止まってしまいます。短期間で修理できるアフターサービスは弊社の強みです。
さらに、動画を活用して、複雑な修理方法を分かりやすくした修理店向けのマニュアルも制作しています。世界約50カ国の拠点と協力して多言語対応をしており、動画の字幕ひとつとってもビルマ語、クメール語、アラビア語、ペルシャ語……などなど、さまざまな言語に対応しています。
デザイン業務にMacを使用
業務の片手間では、トラブル対応が困難に
Macを業務で利用して約25年になります。DTPの黎明期からデザインツールの1つとしてMacを導入しました。年々マシンが高性能になり、できることが増えると同時にデザイン業務はより複雑に、データ管理やネットワークを含むセキュリティの概念も大きく変わっています。私自身もよくトラブル対応に駆り出されていましたが、管理台数が増えたこともあり、業務の片手間で対応できる範囲を超えてしまいました。
原因が複雑なトラブルでも、Too CAREなら安心
トラブルが起きるときは、Mac本体だけではなく、ソフトウェアやサーバー、ネットワーク環境など、さまざまな要因が連動しています。業務のプロトコルに合わせて、それなりに複雑なネットワークを組んでいるので、トラブルが起こるとさまざまな箇所を確認しなくてはいけません。些細なトラブルひとつとっても、原因究明して再発を防止するのは大変です。Too CAREに加入する以前は、一時的にトラブルを解消して原因不明のまま、ということもありました。現在は「回線速度が遅い」「原因不明でMacが起動しない」といった日々のちょっとしたトラブルをはじめ、サポートや修理対応をすべてToo CAREにお任せしています。
サポート内容の詳細なフィードバックが、業務の生産性向上につながる
トラブル対応後の説明には妥当性があり、専門スタッフの方のスキルの高さを実感しています。副次的な効果として、詳細な技術フィードバックが、日々の業務の生産性向上につながっていると思います。トラブルの発生原因を曖昧な可能性も含めて詳細に明示してくれるので、その情報を元に、自分たちでもトラブルを回避する手段やオペレーションを検討することができます。こういった社内OJTを通してメンバーの知識が平準化されることで、それぞれが些細なトラブルに振り回されなくなりました。結果として自分たちで解決できることも増え、業務の生産性が上がっていると思います。
自社の環境にあわせて提案してもらえた
アプリ開発であったりAI活用だったり、新たな取り組みを進めるなかで感じるのは、最先端のツールだから素晴らしいわけではないこと。自社にとって本当に必要なシステムかどうかが大事だと思います。Tooは新たなシステム導入の際も、業界や関連業者に多く導入している実績を活かして、弊社の制作環境に効果的なソリューションを提案してくれるので非常に助かっています。また、弊社のセキュリティポリシーは決して低くありません。そういった会社方針や業務状況をよく理解した上で動いてくれるのが心強いです。
今後の展開
宣伝デザイン室として、これまでグローバルな活動を積極的に進めてきており、今後も国内のみならず、先進国、新興市場でも弊社のサービスを知っていただくための活動を続けていきます。わかりやすい3DCG動画を制作して弊社の技術力をアピールしたり、ドキュメントの多言語展開など、各国で地域密着の企業活動が行えるように下支えしていくつもりです。
株式会社マキタ
TEL 0566-98-1711
※記載の内容は2018年6月現在のものです。内容は予告無く変更になる場合がございます。