株式会社ソーエー様は、空間装飾や屋内・屋外広告サイン、インテリア設計などを、企画から施工まで総合的に手がけられています。今回は、高品質なストックフォトサービスであるAdobe Stockを導入された背景や効果を、企画デザイン室 チーフマネージャー 高橋宏行様に伺いました。
空間装飾を総合的に手がけている
弊社は53年前に創業し、元々は店舗内装が事業の中心でした。そこから広告サインや懸垂幕、ウインドウディスプレイなどに事業領域を広げて今に至ります。企画デザイン室では20年ほど前から、商業施設でのクリスマスなどのシーズン装飾案件に注力してきました。クリスマスツリーや関連する宣伝物などの企画からデザイン、施工までを総合的に手がけています。
近年はコロナウイルスの流行が落ち着き、SDGsへの取り組みが注目されていることもあり、地域に密着した参加型の企画や、環境に配慮した素材を使った制作物を求められる傾向にあります。
たくさんのアイデアを効率的に形にするためにAdobe Stockは欠かせない
Adobe Stockは主に、オブジェなどの制作物のイメージをクライアントに分かりやすく提案する際のコンセプトページを作る際に活用しています。私どもが考えたアイデアを伝えやすくするために、コンセプトページには写真やイラストを添付することがあります。その際に、クリスマスツリーなどのパーツを一から描いたり撮影するのでは非常に手間と時間がかかります。手を動かす作業を効率化するためにもAdobe Stockは欠かせないサービスです。
以前は他社のストックフォトサービスを活用していましたが、Adobe Stockはアドビ製品との連携が強い点や、価格面で以前よりもコストが抑えられる点が魅力でした。
アドビ製品との抜群の連携で作業がスピーディーに進む
Adobe Stockを使っている社員は現在7人います。コンセプトページを作る際には、1人10ページほど描くため、月に1人数十枚以上は素材を使っています。弊社では月に750枚素材を使用できるプランを契約しており、利用する際に残り枚数を細かく気にする必要がなく、基本的には透かしが入っていない本番用の素材をダウンロードして使っています。
アドビ製品との連携も便利で、他のサービスとは一線を画す点だと思います。素材をダウンロードすると、IllustratorやPhotoshop上のCCライブラリに自動で表示されます。いちいちダウンロードフォルダを開いてアドビのソフトにドロップして、と作業するよりも圧倒的に速く作業できているのではないかと思います。
企画やプロデュースに専念したい
Adobe Stockを導入した一番の理由は、効率化を進めるためです。Adobe Sensei のようなAIも進歩しているので、手を動かす作業はどんどん減らすべきだと考えています。
特に私どもが手がけるクリスマス関連の制作は、クリスマスツリーを作るだけではなく、一つのイベントを作り上げることがメインになりつつあります。クライアントから依頼を受け、デザインや演出を考え、販促につなげるためにどう見せていくかなどの施策は、人間でなければできない部分です。クライアントもこのような力を求めていると感じることが多々あるので、総合的なプロデュースに時間を充てていく必要があると思っています。
アドビの3D素材制作ソフトSubstance 3D Collectionにも期待
Tooさんには、アドビはもちろんMac、クラウドストレージなど、制作環境に関わる部分はほぼすべて任せています。私たちのことだったらなんでも知っていると思います。
最近興味があるのが、3D素材を作成しアセットとして仕上げることのできるAdobe Substance 3D Collectionです。クリスマスツリーは最終的に形のある3Dになるため、現在は他のソフトで3Dイメージを仕上げるか、PhotoshopやIllustratorを駆使して時間をかけて制作している社員もいます。Substanceは現在使っているアドビ製品とも使用法が近いため、導入できれば作業時間をさらに削減できそうです。3D制作ソフト自体に触ったことがない社員が試してみるきっかけにもなりそうなので、ぜひ使ってみたいです。
※記載の内容は2023年9月現在のものです。内容は予告無く変更になる場合がございます。