- デバイスは選択制、最近はMacの利用者が増えつつある。
- デバイスに高いスペックが必要な業務も多いため、2、3年サイクルでの入れ替えが適切と判断、子会社も含めAFSを採用。
- 使用3年を過ぎたらデバイスを入れ替えるという、具体的な運用ルールを掲げられるようになった。
- 子会社に異動があってもデバイスの月額料金を移動先に付け替えるだけで済むため、固定資産の制限からも解放された。
- 新卒社員に最適なタイミングと期間でデバイスを調達できる。
- さまざまなスペックのデバイスをAFSでまとめて運用可能。
- ネット上で発注できるシステムを構築してもらい、子会社でのAFS採用につながった。
- 今後は既存機も順次AFSに置き換えて、一層の拡大を目指していきたい。
「21世紀を代表する会社を創る」をビジョンに、新しい未来のテレビ「ABEMA」の運営や、インターネット広告事業、メディア事業、ゲーム事業を展開されている株式会社サイバーエージェント様。業務で使用するMacを、残価設定型オペレーティングリースApple Financial Services(以下、AFS)を活用しTooから導入されています。AFS採用の背景や効果を、グループIT推進本部 泉久保敏明様に伺いました。
デバイスの選択制で社員がパフォーマンスを発揮
グループIT推進本部は、サイバーエージェントグループの横軸の組織として10年以上前に立ち上がり、現在80名ほどが所属しています。社内インフラの整備や社員向けのシステムの構築、そしてPCを中心とした資産管理などを担当しています。
以前は社内のMac利用者はエンジニアやデザイナーが中心でしたが、学生時代にMacを使っていた延長でという理由で、ここ数年はビジネス職の社員にも広がっています。本人が使いやすい方が業務のパフォーマンスが上がるだろうという考えがサイバーエージェント全体にあるため、デバイスはある程度本人の希望で選択できます。グループ全体ではMacとWindows PCの使用率は半々ですが、最近はMacの利用者が増えつつあります。
AFSなら最新デバイスのコストを抑えてリースできる
サイバーエージェントでは10年以上前から、社員がデバイスを選択できる環境がある程度整っていました。現在は社内インフラのほとんどがブラウザ上で動作するため、MacとWindows PC両方に対応した基盤が構築されています。適したSaaSが無ければ作ってしまおうという環境も相まって、多少困ったとしてもMacを使わない選択肢はありませんでした。
2016年ごろまではデバイスを購入して社員に割り当てていました。コストだけを見ればそうして使い倒してもらった方が安く済みますが、特にエンジニア職やデザイナー職がパフォーマンスを発揮するためには高いスペックが必要です。デバイスの性能も頻繁にアップグレードされるため2、3年サイクルでの入れ替えが適切だろうと、使用期限が設定できるレンタルPCの導入を他社を通じて進めていました。そんな折にTooさんから、あらかじめ将来価格を差し引いた値段でMacをリースできるAFSを紹介してもらいました。
固定資産の制限から解放され選択肢の幅が広がった
最初は試験運用として小規模の台数でAFSを採用していました。リース期間が定まっているのでデバイスに対して「壊れていないからもったいない」という心情的な懸念がなくなり、さらに高スペックもコストを抑えて選定できるようになったため、現在は子会社も含めて採用しています。グループIT推進本部としても、使用3年を過ぎたらデバイスを入れ替えるという、具体的な運用ルールを掲げられるようになりました。古いデバイスが残り続けることで発生するセキュリティーリスクも減らすことができそうです。
また、以前はデバイスの固定資産化を防ぐために、標準機は20万円以下で手配するという運用のラインを設けていました。しかしここ数年で業務の複雑化や扱うデータ量が増え、エンジニアやデザイナーはもちろん、事務職の社員が使うデバイスも20万円以内での調達が難しくなってきました。さらに、サイバーエージェントでは子会社の転籍も含む異動が毎月何十人という単位で発生します。今使っているデバイスを異動先でも使いたいという要望をもらう一方、購入したデバイスは各会社の資産です。以前の所属先で償却して異動先の会社で登録し直す作業が必要となり、かなりの負担でした。デバイスをリースで手配できるAFSなら月額料金を異動先の会社に付け替えるだけで済むため、固定資産の制限からも解放されました。
柔軟な調達・運用フローを構築できる
新卒社員に最適なタイミングでデバイスを調達
新卒社員に向けたデバイス調達にも効果を感じています。弊社では入社後、研修を経てから配属先が決まります。入社のタイミングで購入したデバイスを割り当てると、正式配属された先ではスペック不足で入れ替えが発生することもありました。配属後も使える高スペックに統一する案もありましたが、それでは全体のコストが上がってしまいます。AFSなら最短1年から契約できるので、新卒社員の配属先に合わせた柔軟な期間設定が可能な点も嬉しいです。
さまざまなスペックのデバイスをAFSでまとめて運用可能
入社までの時間があまりなかったり、業務の都合で急遽Macが必要になることもあります。以前は担当者がApple Storeに買いに走ったり、見積を取っても納期の問題で一から調整が必要になることもありました。需要の高いスペックについては標準機として定め事前に在庫確保いただくなど※、Tooさんには柔軟に対応していただき、納期を大幅に短縮することができて非常に助かっています。
※Macの台数・購買頻度が基準値以上のお客様へ専用在庫をご提案可能です。詳しくはお問い合わせください。
また、AFSはスペックが異なるPCを1台から利用可能なことも魅力です。業務や職種によって求められるスペックが異なりますし、特定の業務のためだけに必要なスペックもあります。これまでは標準機以外は購入することもありましたが、AFSを利用することで運用をまとめることができたのも大きいです。
さらに、ネット上で発注できるシステムをTooさんのサポートで構築してもらいました。発注に一定のルールを設けることができたため、子会社の担当者も無理なく直接発注をおこなえるようになり、子会社でのAFS採用につながりました。
新たな挑戦もTooとなら安心。今後もAFSの運用を拡大したい
AFSでの導入フロー構築後も、在庫運用や子会社ごとの対応、定例ミーティングの実施など、サポートを継続してくださり、Tooさんには感謝しかありません。コスト面のメリットももちろん大切ですが、重視していたのは対応の手厚さです。Tooさんだったからこそ、新しいデバイス調達フローの構築にも挑戦できました。使い勝手が悪ければ本社でいくらAFSを推奨しても受け入れない子会社が多いのですが、現在問題無くAFSを利用しています。Macに関しては現状の調達フローで問題はありません。今後は既存機も順次AFSに置き換えて、一層の拡大を目指していきたいです。
Tel:03-5459-0202(代表) ウェブサイト
※記載の内容は2022年3月現在のものです。内容は予告無く変更になる場合がございます。