Zoomでオンラインミーティング(会議)をする際、静かな場所が確保できるとは限りません。その場合、他の人の話し声や雑音がマイクに入ってしまい、会話の妨げになってしまいます。この対策として、Zoomの設定を変更することで声を明瞭化する方法があります。この記事ではZoomの音声明瞭化のやり方と、その他のオンラインミーティングツールでも利用可能な、ワイヤレスヘッドセットを使ったより確実な音声明瞭化の方法をご紹介します。
パーソナライズされたオーディオ分離機能とは
Zoomには、もともとオンラインミーティングで音声を聞き取りやすくする機能が搭載されています。「Zoomバックグラウンドノイズ除去」という機能で、設定画面にはほとんどのユーザーに推奨と記載されており、デフォルトでオンになっています。しかし、十分な性能とは言えず、相手の声が聞き取りにくくなることもしばしばあります。
新機能:パーソナライズされたオーディオ分離
最近ではAIの進歩もあり、スマートフォンでの会話時やビデオ編集など、綺麗に周りの音を消してくれる機能が搭載されきています。
そんな中、Zoomにも新しく「パーソナライズされたオーディオ分離」という設定項目が追加されました。これは設定画面の補足にもあるように、混雑した環境での利用が推奨される機能です。
ヘルプには以下のように説明されています。
ミーティングにおける声の明瞭度を高め、バックグラウンドのノイズを除去する目的で、お使いのデバイス上のソフトウェアによってミーティングオーディオから声紋がキャプチャされ、分析されます。声紋をレコーディングするとパフォーマンスがさらに向上する可能性があります。
該当項目を選択してあらかじめ声紋を登録しておくことで、賑やかな場所でも明確に声を分離できるようになります。声をZoomに記憶させておくことで、ユーザーの声をより判別しやすくなる仕組みとなっております。
パーソナライズされたオーディオ分離の設定方法
音声をレコーディングしますので、なるべく静かな場所で作業してください。
1. ”パーソナライズされたオーディオ分離”を選択
2. ”声紋レコーディングを作成”を選択
3. ”自動声紋とレコーディングされた声紋”の表示が出るので、”OK”を選択
4. ”レコーディングを開始”を選択し、自分の声を登録
録音中はこのような画面になります。レベルメーターが表示されますので、普段話す音量で話してください。レベルメーターの点灯数が少ない場合は、声を大きくする、マイクを近づける等をして調整してください。
5. 登録完了
ミーティング中はZoom画面の右上にこのような、表記が出るようになります。クリックしてオン/オフが切り替えられます。
設定後、ぜひ違いを試してみてください。
オーディオ(声)の分離がうまくいかない場合の対策
マイクの位置の見直しや性能を高める
音声の分離にはマイクの性能も大きく影響します。マイクは口元になるべく近付けて話すのが理想的です。ただ、大多数の人がPC内蔵のマイクか、イヤホンについているマイクを利用していると思われます。
PC内蔵のマイクは口元から数十cm離れてしまいますので、比較的感度が高いマイクが採用されている場合が多いのですが、その分周りの音も拾いやすくなります。ワイヤレスイヤホンの場合も同様です。そのためANC(アクティブノイズキャンセレーション)の性能の高いものを選択するのがおすすめですが、十分でない場合もあります。
音声が明瞭でないと、オンラインミーティングの頻度が多い方にはストレスになります。そのような場合におすすめなのがワイヤレスヘッドセットです。
Jabraのワイヤレスヘッドセットを使う
Jabraはデンマーク・コペンハーゲンに本社を置き、150年以上の歴史があるオーディオ製品のブランドです。元々、補聴器などの医療分野での音声製品を提供しており、その高い音声テクノロジーを活かして、ヘッドセットやマイクスピーカーなどの優れた会議製品を提供しています。
ビデオ会議システムも得意分野のひとつで、提供しているヘッドセットにも定評があります。オンラインミーティングに最適な業務用のラインアップが用意されています。そのためTooではその性能の高さと、実用性からJabraをお客様にご提案しています。実際にTooのスタッフも利用しており、少し賑やかなオフィススペースでのオンライン会議でも活躍しています。
Jabraのヘッドセットをおすすめする理由
Jabraのヘッドセットには、マイクがブームで固定されています。マイクが最適な位置に固定されるため、収音もしやすくなります。形状はヘッドフォンタイプでイヤフォンが苦手な方にも最適です。
相手が聞き取りやすい
Jabraが設計したビームフォーミングマイクと、優れたアルゴリズムを備えたマルチマイクシステムの組合わせで、周囲の人のノイズや隣の人の声をカットし、自分の声だけを正確に伝えるので、相手にとって聞き取りやすい音質となります。
独自のアクティブノイズキャンセリング機能搭載
音響機器メーカーならではの技術で、外部のノイズが的確に除去できます。オープンスペースや自席、カフェなどの騒がしい環境でも相手の音声が聞き取りやすいため、会議に集中できます。
ラインアップ
JabraにはEvolveシリーズとして、有線とワイヤレスのモデルがラインアップされています。有線モデルはUSBケーブルでデジタル接続できます。基本7モデルですが、同梱されているオプション品の違いなどで複数の型番がありますのでご注意ください。
マイクは全モデルにJabra ClearVoiceマイクが搭載されています。マイクブームの上げ下げでミュートコントロールが可能です。上位3モデルはマイクブームを利用しないときはコンパクトに収納可能ですので、オフィス・自宅問わず便利に使えます。最上位の2モデルにはアドバンスドANC(アンチノイズキャンセリング)を搭載しています。これはハイブリッドANCに加え、専用のチップを搭載。更にハイレベルなノイズキャンセリング機能で更に聞きやすい音声を実現しています。
Jabraは個人用のヘッドセットだけでなく、会議室で利用するマイクスピーカーやビデオバー製品、Zoom Rooms用製品もあります。会議室の環境整備でもご提案可能です。
Too利用者の声
実際にJabraを利用しているメンバーの声を集めました。
「場所を気にせずオンラインミーティングができるようになりました。(オフィス自席、在宅、外出先、展示会会場の騒音もOK)」
「ノイズキャンセリングの性能が優秀で、オンライン会議も聞きやすく会議に集中できます。
「オフィスの自席でオンラインミーティング中の時でも、ランプが点灯するので他の人が自分の状況を把握しやすいです。」
「マイクブームの上げ下げが音声のミュートとオンに連動していて使いやすいです。」
「個人差はあると思いますが、耳当て部分に厚みがあるので耳が痛くなりづらいです。」
「外出先での急なミーティングに対応するため、Jabraのヘッドセットを必需品として持ち歩いています。喫茶店の中で周囲が騒がしい状態でも、特に問題なく会話できています。」
Jabraの導入やオンラインミーティングの改善はTooにお任せください。
思考の妨げにならない音声の明瞭度の高さは、ビジネスにおいてクリエイティビティを発揮できる業務環境の実現のためにも、とても重要です。
オンラインミーティングをより快適にされたい場合は、ぜひ株式会社Tooにご相談ください。お客様に最適なJabraのモデルをご提案いたします。
さらに、ZoomやJabraのヘッドセットの導入はもちろん、オンラインミーティングをよりクリエイティブにするためのイノベーションワークスペース「Miro」など、クリエイティブ働くための環境構築のご提案いたします。
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