新入社員やキャリアメンバーなど、新しく会社に入ってくる仲間への研修をおこなう上で、以下のような課題はありませんか?

・参加社員の理解度が見えず、研修の効果がいまいちわからない
・グループディスカッションが空中戦になり、うまく進めてもらえない
・研修の記録が運営側に残らず、振り返りに苦戦している
・理念やビジョンがなかなか浸透しない

上記の課題に有効なツールとして、チームの共同作業に最適なイノベーションワークスペース「Miro」があります。
本記事では、ミロ・ジャパン合同会社 安孫子 貴幸 氏をゲストとしてお招きし、株式会社Tooが社内研修をおこなう上で意識していることや実際に感じていた課題、Miroを導入して感じている効果まで、実体験を深掘りながらご紹介します。



Tooの社内研修は「インプット3:アウトプット7」を重視

安孫子 氏(以下、敬称略)まずはTooの社内研修のスタンスや方針について教えてください。

相庭Tooでは、新入社員やキャリア入社の方に向けて社内研修をおこなっています。私は「ビジネスOS」と呼んでいますが、特に新入社員に対してはこれからTooで仕事をする上で基礎となる価値観や、社会人としての考え方などを研修を通して習得してもらいます。Tooグループへの理解を深めてもらうこと、主体的に動ける人になってもらうことを研修修了後のゴールに掲げています。

インプット3割、アウトプット7割になるように研修全体を設計しており、グループワークを多く設けています。多様な価値観の人たちと交わる機会になりますし、みずから発信することは学んだことを定着させる効果があります。



「ディスカッションが進めにくい」「研修の記録が残らない」という課題をMiroで解決

安孫子Miro活用以前は、どんな課題があったんですか?

相庭以前は各々デバイスのローカルにメモを残しながらグループワークを進めてもらっていました。研修は基本リアルでおこないますが、同じ画面を共有できないため、ディスカッションが進めにくかったり、齟齬が起きやすいという課題がありました。

また、話し合った内容や思考のプロセスが人事から見えず、研修の振り返りができないという運営側の課題もありました。

複数人で同時に書き込めるノート型のサービスを試したこともありましたが、思うような挙動にならず、不便さを感じていました。Miroは、複数人で同時に使っても思うままに書き込めるので、研修の度に活用しています。

安孫子複数人で触れても、同時編集できるツールは意外と少ないんですよね。



相庭そうですね。相手のアクションに縛られずにアウトプットできる自由度の高さはMiroの強みだと思います。


困ったらまずMiroでアウトプット。社員同士の学び合いが生まれる場所ができた

安孫子具体的な活用シーンや感じている効果を教えてください。

相庭研修のアイスブレイクやグループワーク、個々のアウトプットなど、あらゆる場面で活用してもらっています。最初は簡単に使い方のレクチャーをしますが、わかりやすいUIと使いやすさから、何かアウトプットする場面になると参加社員みずからMiroを開いて、自由に使ってくれています。


実際の研修の様子。同じMiroボードを見ながらディスカッションを進めています


研修の一つにTooのVision・Mission・Value(以下、VMV)について理解を深めるセッションがあります。VMVについてどんなイメージを持つか、普段会社の中でTooのValueを感じる場面などをMiroの付箋機能を使いながらブレストしてもらいます。感覚的に整理できるので、VMVを理解し、自分なりに落とし込んでもらうためのプロセスに最適です。

安孫子企業のミッションや理念って、ただの飾られた言葉になりがちなんですよね。

相庭そうですね。そこを因数分解して、価値観を共有する作業が大切だと考えています。

口頭でのディスカッションだと空中戦になりがちですが、同じボードを見ながら作業してもらえることで、コミュニケーションが取りやすい環境が整ったことは、参加社員にとって大きな効果だと思います。

チームに分かれてグループワークをしても、みんな同じMiroボード上にいるので、他のチームのアイデアやまとめ方を見にいくことができ、自然と学び合いの連鎖が起きています。参加社員からは「全員で同じ作業場にいる感覚が楽しい」といった声も聞いています。


Miroボードの一部。無制限に広がるボードのあちこちで研修のアウトプットがおこなわれています


研修の振り返りに活用。コミュニケーションが見える安心感も得られた

相庭研修を企画する人事視点でお話しすると、記録が同じ場所にストックされていくため、振り返りやすくなりました。人事メンバーで必死に発表内容をメモしたり、参加社員に議事録をアップロードしてもらう手間もなくなりました。

新入社員については、1年目〜3 年目まで自業務の振り返りやTooのビジネスについて理解を深めるフォローアップ研修をおこなっています。前年度のMiroボードを振り返りながらその年の研修を設計していくので、3年間を通して研修内容に一貫性を持たせることができています。

上から下へテキストが積み重なっていくフロー型の情報共有と比べ、Miroは決まった場所に情報が溜まっていくストック型なので、見返しやすいところも便利です。

多様なスタンプやリアクションボタンなど、コミュニケーションを促進する機能が豊富なので、相手のアイデアに気軽に反応することもできます。Miroを通して社員同士の仲が深まっている様子を伺うことができ、人事としても安心感があります。

安孫子コミュニケーションが発生しやすくなるMiroならではの仕掛けが実際に活きているんですね。グループワークにMiroがあることで、相手の考え方や価値観にアクセスしやすくなり、視野が広がるといった効果が生まれていることも伺えました。


いつでも振り返りできる場所、社員同士が学び合うカルチャーが生まれる場所として活用していきたい

安孫子今後、Miroに期待することや活用の展望があれば教えてください。

相庭ツールが乱立しがちな昨今、情報を貯めておける場所、振り返りできる場所があることの価値は高まっていると思います。一つの集約場所があれば、研修の振り返りも、ノウハウの引き継ぎも困りません。その点で、新しいツールが出れば出るほど、Miroの価値はこれから高まってくると考えています。

わかりやすいUIなので、触れる環境さえ置いておけば、各々が自由に使い方を広げてくれます。これからも、社員同士が学び合うカルチャーが生まれる場所として、Miroを活用していきたいです。


その他のMiroの活用例も紹介中です

Too社内では、他にもさまざまなチームで多種多様な使い方がされています。実際にどのように活用しているのか、どんな効果を感じているのかを実体験で語るシリーズとして掲載していきますので、ぜひチェックしてみてください。


Miroのビジネス導入はTooにお任せください

Miroについて

イノベーションのためのワークスペース Miro。無限に広がるキャンバスに目的に応じたさまざまなテンプレートやフレームワークを活用して、書き込みやコミュニケーションが可能です。クリエイティビティを最大限に発揮しながら、課題解決など生産性の高い業務を遂行できます。

株式会社Tooはミロ・ジャパン合同会社の最上位パートナーである「Premier Partner」です。製品のご紹介からトライアル支援、導入後の活用まで一貫してサポートします。


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