「映像」はWebマーケティングと相性が良い

動画広告の出稿数をみるとスマートフォン向けを中心に伸びてきており、動画が有効なプロモーション手法であると認識されています。
参考:急成長を続ける日本の動画広告市場 ~2020年の市場規模は2900億円に:Criteo

B to Bの世界では、セミナー開催や展示会での集客が代表的なマーケティング手法のひとつです。名刺交換はもちろん、ウェブサイトに誘導してウェブマーケティングにつなげる手法も多くとられています。しかし、新型ウイルスや災害などの理由で、必ずしもイベントが開催できるとは限りません。そこで注目されているのがウェビナーをはじめとする動画プロモーションです。
みなさんも、動画でのプロモーションには興味があるところだと思います。しかし、映像の知識が少ないなどの理由で取り組めていない人も多いのではないでしょうか?

そこでご提案するのは、Webマーケティングでのビデオ会議システムを活用したウェビナー(動画プロモーション)開催です。 この記事では、テレワークなどで利用が進むビデオ会議システムを、働き方改革用のツールとしてだけではなく「映像コンテンツ配信ツール」としてもとらえ、ウェビナーに活用する方法をご紹介します。

ウェビナーにビデオ会議システムを利用するメリット

会話でのリアルタイムコミュニケーションがとれる

参加者が少人数のウェビナーなら、顔を見ながら会話でコミュニケーションできるので、相手の反応や温度感などがわかりやすくなります。相手の感情が見えやすいので、コンテンツ(プレゼンテーションなど)の内容を臨機応変に変更することもできます。

オンラインで完結する

1. 全国対応がしやすい

場所に縛られることがないので、全国からのデモのニーズに対応できます。1対1の他、1対n(複数)のプレゼンテーションが可能です。国際的な企業では、海外のお客様へ直接デモンストレーションをおこなえます。

2. コストがかからない

場所に縛られないということは、移動に伴う時間や費用などのコスト削減が可能です特に離れた都道府県や海外などの場合はその効果は大きくなります。

簡単に実施できる

ご紹介した活用法は、生放送スタイルといえますが、これまで生でウェビナーをを開催するにはそれなりの機材の用意や知識が必要でした。ビデオ会議システムを利用することで、誰でも簡単に生のウェビナーを実施することができるようになりました。
映像を編集する手間がないのもメリットといえるでしょう。

弊社でのビデオ会議システムのマーケティング活用例

それではマーケティングでの活用事例として、弊社で取り扱っているビデオ会議システム「Zoom」での例をご紹介します。Zoomはソフトウェアビデオ会議システムです。専用のハードウェアが必要ないので、ライセンスをご購入後、お持ちのPCやスマートフォンなどですぐにご利用可能です。

弊社がZoomをおすすめしている理由はこちらの記事をご参照ください。
テレワーク時代のZoomミーティング活用

製品デモに活用



2020年5月現在、弊社でも新型コロナウイルスの影響でリアルなイベントを控えている状態です。お客様からも今回の事態に、「早急にテレワークに対応しなければ」などの声が聞かれます。そこで考えたのがZoomのご提案です。
とはいえ、対面してのデモンストレーションは控えたいところです。考えた策がまさにZoom自体を使って、Zoomのデモンストレーションをウェビナー形式でやってみようという試みです。Zoomはクラウドソフトウェアなので、デモが画面内でやりやすいことも理由の一つです。

お客様への実際の商品デモをご紹介

今回の事例は2020年3月6日におこなわれた「ビデオ会議システム「Zoom」個別デモ会(オンライン)」で、実際にお客様の了承を得て取材させていただいた内容を元に作成しました。ご協力ありがとうございました。
Webマーケティングのプロセスとしては、通常のリアルな個別デモへ誘導する場合と同様です。ウェブサイトに集客用のランディングページを用意し、そこへ検索やEメールで流入しデモ会にお申込みいただきます。

デモ会当日、お客様は会議室に集まり、ご自身のノートPCやiPhoneなどのさまざまなデバイスからZoomにアクセスいただきました。もちろんそれぞれがバラバラの場所からの接続でも問題ありません。写真ではモザイクになっていますが、9名分の接続映像が表示されています。(お一人のみ映像なし)
Zoomは複数の参加者がいても一つのミーティングURLを発行するだけです。URLにアクセスし、利用がはじめての方は簡単なソフトウェアのインストールが済めば利用可能になります。相手方(今回の場合はお客様)はアカウントを作成する必要はありません。



デモの進行は最初に弊社のPCのスライドを共有しながら、概要説明をおこないました。双方向ですので、説明中のご質問も都度受付可能です。 このデモ会に参加している時点でZoomを体験している状態ですので、すでに基本的な機能はご利用になられている状態です。
デモをおこなう側にも特別な機器は必要ありません。今回は弊社のイベントスペースに常設してある大型ディスプレイを用意して、複数名で同じ画面を見るようなスタイルでおこないました。



さらに、お客様側に弊社の様子がわかるように、ディスプレイの上に部屋全体が見渡せるウェブカメラを設置しています。
お客様にとっては初めてのZoomですが、すぐに操作にも慣れ逆に画面を共有していただいたりと大変好評でした。

今回はクラウドサービスのご紹介ということもあり、ビデオ会議との相性がいい商材でのデモンストレーション活用事例となりました。今後は、プリンターや周辺機器など、実際の物でのデモンストレーション、大人数のセミナー形式など、マーケティングでのビデオ会議システムの活躍は広がりそうです。

会社説明会に活用

新型コロナウイルスは新卒採用活動にも影響しています。そこでリクルートマーケティングの一環として、新卒採用の会社説明会でもZoomを活用してみました。
学生の方には事前に参加申込みをしてもらい、後日EメールでZoomのミーティングをURLお伝えし、当日アクセスしてもらいます。弊社はイベント会場の大きなスクリーンに招待した参加者を一覧で映し、その前に弊社社員が対面します。そしてスクリーン横にはメインの司会が立つというスタイルです。
まずは、司会が会社概要などをスライドを使ってプレゼンテーションをした後、社長挨拶、先輩社員からの仕事の説明や質疑応答をおこないました。


司会用のカメラはPC内蔵ではなく別途設置したものを使いました


司会者は手元のPCの画面を見て、参加者の反応を確認したりします。


社長は外せない打ち合わせがあり、他の参加者同様Zoomで参加です


学生のみなさんには、できれば来社いただき、もっと多くの人とコミュニケーションをとったり、オフィスの様子を生でご覧いただいたりしたかったのですが残念です。しかし、このような状況の中で、まずはウェブページで伝えられる以上のプレゼンテーションができたのではないかと思います。

御社のマーケティング活動を支援いたします

ビデオ会議システムを利用することにより、ウェビナー開催のハードルは一段と低くなりました。
しかし、本来のマーケティングの目的である受注などの実績を獲得するためには、戦略立案やユーザーフローの理解などマーケティング全般の基礎知識の理解が重要です。

弊社ではWebマーケティング全般に関する講座を企業研修として提供しています。興味のある方はぜひお問い合わせください。

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