「インハウスデザイナーの可能性」

インハウスデザイナーは忙しい。
経営の考えをカタチにして提案し、実現させることが仕事と言ってしまえばシンプルだが、実際の仕事内容は多岐に及ぶ。経営への提案、研究から販売までの社内関連部門との連携、デザイン、撮影、成形、印刷など社外協力者との恊働、コスト管理など上げていけば枚挙にいとまがない。
市場環境の変化に合わせ、自社ブランド全体のデザインをコントロールし、チーム、組織編成を変化させ対応していく。必要であれば適切な外部の協力者を選定し、恊働体制をつくるのもインハウスデザイナーの仕事だ。
ここ数年、商品開発段階から外部クリエイターが深く関わり、大きな成果を上げている事例が多く見受けられるようになってきたように感じるが、内情は外から見るほど簡単ではないはずだ。
インハウスデザイナーが、どのように外部のクリエイターと関わりながら商品開発、デザインを行っているのか、強いブランドをつくることに成功している3社の事例を、インハウスデザイナーの視点から具体例をあげて語っていただきます。

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●セミナー内容

「明治ザ・チョコレート」のデザイン開発について（15:00〜）

講師■株式会社明治
　　　コミュニケーション本部 デザイン企画部 アートディレクター　井田 紀美子 氏

お子様のおやつから大人の嗜好品へ。何度も挑戦を繰り返しながらプレミアム市場への第一歩を踏み出した「明治ザ・チョコレート」の開発を通して、（株）明治におけるインハウスのアートディレクターの仕事を紹介します。

「新・生茶」のものづくり（16:00〜）

講師■キリンビバレッジ株式会社
　　　マーケティング本部 マーケティング部 商品担当 主任（デザイナー）　水上 寛子 氏

キリンビバレッジには「デザイン部」という組織はなく、インハウスデザイナーはマーケティング部の商品担当と同じブランドチームで、コンセプト段階から開発に携わります。2016年3月に大リニューアルした「キリン 生茶」。商品の開発から社内他部署との連携、そして外部クリエイターと一緒にどのようにリブランディングしていったかをお話しします。

海外クリエイターとつくる「デコルテ」デザイン（17:00〜）

講師■株式会社コーセー
　　　商品デザイン部 デザイン室 クリエイティブディレクター　赤井 尚子 氏

ブランド発足以来、独特の美容理論と独自性のあるデザインを生み出してきた「デコルテ」。47年の歴史と伝統を守りながら、常に新しく独自の価値を作り出すため、家具や空間など世界のラグジュアリーブランドで活躍するマルセル・ワンダース氏を起用。グローバルな視点と化粧品の枠にとらわれない価値観を融合し、いかにブランドを進化させていけるか？ インハウスデザイナーの役割と在り方について考えます。

●トークセッション（18:00〜）

各セッションの講師3名と、本セミナーの企画＆コーディネートを担当した山﨑氏によるトークセッションを行います。

［山﨑 茂（やまざき しげる）氏プロフィール］
多摩美術大学卒業。印刷会社を経て、1992年株式会社コーセー入社。
化粧品のプロダクトデザインに従事、多くのブランドを立ち上げる。2006年より宣伝部クリエイティブディレクター。広告宣伝制作、スペースデザインを経て、現在、店頭デザイン全般を統括。多摩美術大学非常勤講師。日本パッケージデザイン協会理事。




※プログラム内容、講師は都合により予告なしに変更となる場合がございます。予めご了承ください。

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主催

株式会社Too

協力

株式会社コーセー
キリンビバレッジ株式会社
株式会社明治

日時

2017年12月21日（木）15:00 - 19:00（受付開始14:30）
懇親会／19:00 - 20:00

会場

The Gallery Too（株式会社Too本社3F）
東京都港区虎ノ門3-4-7 虎ノ門36森ビル3F［→地図］

定員

60名
※お申し込み多数の場合は、抽選とさせていただきます。

講師

●株式会社明治
コミュニケーション本部 デザイン企画部 アートディレクター　井田 紀美子 氏
●キリンビバレッジ株式会社
マーケティング部 デザイン担当 兼 商品担当主任　水上 寛子 氏
●株式会社コーセー
商品デザイン部 デザイン室 クリエイティブディレクター　赤井 尚子 氏
＜企画・コーディネート＞
●株式会社コーセー 宣伝部 クリエイティブディレクター　山﨑 茂 氏

受講料

無料（事前予約制）