Rhinoは意匠、概念設計やモデリングをするための自由曲面表現に優れた3次元モデラーです。
どんなものを作成する場合でも、学びやすく、使いやすい、柔軟で正確なモデラーとして国内外で定評を得ています。 カーブ・サーフェス・ソリッドを組み合わせて作成・編集し、柔軟かつ正確なモデリングを行うことができます。 Windowsだけでなく、macOSにも対応していることから、工業デザインはもちろん、機械設計、金型設計、試作、製造、建築、宝飾、パッケージ、マルチメディアなど広く、様々な分野で利用されています。
卓越した自由曲面の制御
NURBS(Non-Uniform Rational B-Splines)により滑らかなカーブやサーフェスを含む意匠デザインが可能で、G2(曲率連続)をサポートします。作成された高品質のサーフェスを環境マッピング・ゼブラマッピング・曲率表示などの各種のサーフェス解析機能で、より分かりやすく画面上で評価でき、さらにそのまま編集も可能です。
豊富なデータフォーマットサポート
Rhinoの持つ大きな特徴の一つとして豊富なデータフォーマットサポートがあります。DXF、DWGはもちろん、Adobe IllustratorのAIファイルを直接読み込んで、そのスプラインを利用しながら3Dデータ作成を行うことができます。 IGESやSTEPフォーマットもサポートしており、CATIAやCREO、NX、SolidWorks等の3DCADとのデータ交換が可能です。
Grasshopperで先進的なモデリングを支援
多くの方に人気のモデリング支援ツールである Grasshopperグラスホッパー が標準機能として搭載されました。これによりマンパワーでは不可能な大量のデータ処理が可能になり、従来の発想方法では不可能だったアイディア領域を拡大させることができ、短い時間で多くのデザインパターンを生成することができます。
Rhino 8 新機能
モデリング:直感的な操作で簡単に
Rhino 8には、モデリングをより楽しく、容易にする新機能が追加されています。これらのツールを組み合わせることで、一般的なソリッドの作成/編集タスクの手間が軽減されます。これにより、1つのパースビューですべてのモデリングが可能です。
プッシュプル
プッシュプル は、曲線を使用して既存のジオメトリにボリュームを追加または削除することにより、ソリッドモデリングを簡素化し、高速にします。
ガムボールの強化
コマンドを入力したり、アイコンをクリックする必要なしに、ジオメトリの移動、回転、スケール、コピー、カット、押し出しなどを素早く行えるガムボールが強化されました。
曲線を使用してカット、分割、またはボスを作成するための追加のハンドルが表示され、隣接する面の延長が押し出しハンドルに統合されます。これにより、より直感的に多くのモデリング操作が可能になりました。
インセット
インセットは、メッシュ、SubD、またはポリサーフェスの面上でエッジを内側にオフセットします。これは、数回のクリックだけでコンセプトを定義するためにプッシュプルできるサブフェースを作成できる簡単な方法です。
自動作業平面: パースビューですべての作業が可能
作業平面の機能が強化され、配置可能な部分に自動的に作業平面を設定できるようになりました。これにより複数のビューを使用する必要がなく、パースビューでもジオメトリを正しい方向に配置して編集することが容易になりました。
Rhinoをより便利に
構造と連続性をコントロールし、適切に作成されたサーフェスモデルが可能になります。
2つのサーフェス間、またはサーフェスと曲線の間にフィレットを作成します。
ブール演算の結果を大幅に改良しました。
メッシュに一部問題がある状況でも実行可能になり、さらに入力時のメッシュ構成を維持します。
これにより多くのメッシュモデルで利用できるようになりました。
サポートファイル形式がさらに拡張
入出力対応形式がさらに増え、WebやビジュアライズアプリケーションでRhinoデータの利用範囲が拡大します。
Rhino8では新たに.glbや.usdなどの形式に対応し、さらに多くの形式で忠実性や対応機能が向上しています。
Grasshopper:Rhinoデータとの連携強化
Rhinoのデータタイプを使用すると、カスタム属性を使用してジオメトリをベイク処理したり、より多くのファイル形式をインポートしたり、ブロックを制御したり、表示パイプラインでネイティブなマテリアルを使用したり、ハッチングや注釈を作成したり、その他多くの拡張されたワークフローを実行したりできます。
Rhinoのオブジェクトの属性をGrasshopperから直接管理できます。
Grasshopperで注釈の外観を設定できます。
Grasshopperでブロック定義やインスタンスを作成します。
Grasshopperから既存のRhinoのオブジェクトを更新します。
Rhinoのオブジェクトにユーザーテキストを追加します。
プレゼンテーション
Rhino 8では、Cyclesレンダーエンジンを更新し、UVのワークフローをスムーズにし、プロシージャルテクスチャを改善し、表示モードを追加しました。
Rhinoレンダーは、最新のCyclesエンジンを使用して美しいイメージを素早く作成します。
テクスチャを均一に貼るためのUVエディタが機能、操作性が向上しました。
よりコンパクト、効率的、そしてインタラクティブな管理と編集が行えます。
シュリンクラップ:壊れたデータからのメッシュ再生成
ShrinkWrapは、開いたまたは閉じたメッシュ、NURBSジオメトリ、SubD、点群の周りにぴったりと閉じたメッシュを作成します。3D印刷のためのメッシュ作成に理想的です。
Mac版の大幅改善
Mac版Rhinoは、Apple SiliconとIntel Macの両方でネイティブに動作し、Apple Metalのディスプレイテクノロジーを使用することで、今までになく高速になりました。また、MacのユーザーインターフェイスをWindowsのユーザー インターフェイスにより近づけました。
お気に入りのインターフェイスレイアウトをカスタマイズ、保存、共有、復元できます。
Mac版Rhinoは、AppleシリコンとIntel Macでネイティブに実行可能です。
レイヤは、組織化されたモデルに不可欠です。関連するオブジェクトをグループ化し、モデルを操作することができます。
価格表
製品名 |
ご提供価格(税込) |
定価(税込) |
ご購入 |
Rhino 商用版 |
159,500円 |
187,000円 |
購入する |
Rhino アップグレード 商用版 |
93,500円 |
110,000円 |
購入する |
- お見積り、御請求書をご要望のお客様はこちらのお申込みフォームよりお申込みください。
- アップグレード版をインストールする際には、最初にご購入された製品のCDキーが必要です。
例:Rhinoceros 4 商用版を最初にご購入され、その後 5 や 6 にアップグレードされたお客様は、最初にご購入された 4 商用版のCDキーが必要となります。Rhinoceros 1.0 または 2.0 、3.0からアップグレードされている方も同様となります。
- 納品形態:メール納品
- ライセンス:永久ライセンス
- OS:WindowsとMacのハイブリッド選択式
学生・教員の方が個人でご購入いただける、アカデミックライセンス製品です。ラボラトリーライセンス(30ライセンス)ほど数量が必要でない教育機関法人でもご購入いただけます。
製品名 |
ご提供価格(税込) |
ご購入 |
Rhino 教育版 |
39,600円 |
購入する |
Rhino アップグレード 教育版 |
19,800円 |
購入する |
Bongo 2.0 教育版 |
38,500円 |
お問い合わせ |
Bongo 2.0 アップグレード 教育版 |
19,800円 |
お問い合わせ |
- ソフトウェアの機能は商用版と同じです。
- お申し込みと合わせ、別途申請書を提出いただく必要があります。 学生・教員の方が個人でご購入いただく際は、申請書に学生証・教員証のコピーを添付いただく必要があります。 教育機関法人でご購入いただく際は、申請書にご捺印いただく必要があります。
- 納品形態:メール納品
- ライセンス:永久ライセンス
- OS:WindowsとMacのハイブリッド選択式
学校・教育機関での「使用箇所限定ソフトウェア」となり、30ユーザまで同時に使用できます。
製品名 |
ご提供価格(税込) |
ご購入 |
Rhino ラボラトリー |
198,000円 |
お問い合わせ |
Rhino アップグレード ラボラトリー |
110,000円 |
お問い合わせ |
Bongo 2.0 ラボラトリー |
126,500円 |
お問い合わせ |
Bongo 2.0 アップグレード ラボラトリー |
39,600円 |
お問い合わせ |
- ソフトウェアの機能は商用版と同じです。
- プラグイン製品は全てWindows版のみとなり、macOS環境では動作しません。
- お申し込みと合わせ、別途申請書を提出いただく必要があります。
Rhino有償E-mailサポートについて
対象:Rhinoをご利用の方向け
内容:Rhinoテクニカルサポート(操作・モデリングなど)及び運用方法等サポート。
期間、件数:サポート契約から一年間、10件の内容まで。(E-mailのみ)
価格:33,000円(税込)
免責範囲:
- 制作する方の発想やアイデアが必要となるような場合、クリエーターとしてのデザインやセンスが要求されるような場合、「○○を作る方法を教えて欲しい」というご要望の場合は、お断り申し上げることがあります)
- ユーザー様による過失、誤った使用またはサポート対象製品の改変により生じた問題に対する項目。
- サポート対象製品のエンドユーザー使用許諾契約書に違反により生じた問題に関する項目。
- 他の製品に係わる部分/他のアプリケーションでのデータ書き出し&読み込み/他製品との互換確認および検証に関する項目。
- 動作保証がされていない環境下でのご使用に関する項目。
- (サードパーティー製、フリー等の)プラグインに関する項目。
- Rhinoの操作以外のご質問。
- 正規にご購入されていない製品に対するサポート。
トラブルシューティング(無償)について
対象:株式会社TooよりRhinoをご購入いただいた方のみ
内容:Rhino不具合等のトラブルシューティング※E-mailのみ
ご購入希望のお客様は、下記の申請書をお送りいただく必要があります。申請書へのご記入と、個人の方は学生証・教員証のコピー、教育機関法人の場合はご捺印が必要となります。
トレーニング
Rhino トレーニング
メーカー認定トレーナーによる、Rhino の各種トレーニングスクールを開催しております。ご希望に合わせ、WindowsだけでなくMacでの講習にも対応しています。(※テキストはWindows版を使用)
また、出張トレーニングやZOOMを利用したリモート講習も承ります。
受講の環境をお選びいただけます
職場やご自宅でも学べる、Tooの新しいトレーニングのかたちです。
講師のいる東京虎ノ門会場でのリアル受講だけでなく、名古屋や福岡会場からのリモート受講もお選びいただけるようになりました。 機材をご準備頂けるようでしたら、皆様の会社やご自宅からリモートで参加することも可能です。
使用するリモートツールなど、ご都合に合わせられる場合がありますので、ご相談ください。
レベル1 基礎トレーニング(3日間コース)
メーカー認定トレーナーによるオフィシャル3日間コースです。導入後の立ち上げ支援に欠かせない内容盛りだくさんのコースです。
期間 |
3日間(6時間×3) |
定員 |
6名(先着順) |
受講料 |
118,800円(税込) ※テキスト代込み |
機材 |
当社PCを使用(Windows、Macから選択) |
受講特典 |
Tooで受講いただくと、通常33,000円(税込)の Rhino E-mailサポートが付属いたします。
(一年間有効10案件分) |
- 【Rhinoの基本】 WindowsインターフェイスのRhino/Rhinoの画面構成/マウス/コマンドの入力/ヘルプ/コマンドライン履歴/ビューの操作
- 【2次元オブジェクトの作成】 直線の作成/自由曲線の作成/モデリングの補助/モデル設定/作業の保存/レイヤ/オブジェクトの削除
- 【正確なモデリング】 座標入力によるモデリング/数値入力によるモデリング/オブジェクトスナップ/解析コマンド/円、円弧の作成/楕円と多角形の作成/自由曲線のモデリング/ヘリカルとスパイラルのモデリング
- 【オブジェクトの編集】 フィレット/面取り/移動/コピー/Undo(元に戻す)とRedo(やり直し)/回転/グループ化/ミラー/結合/スケール変更/配列/トリム/分割/延長/オフセット
- 【点の編集】 制御点による形状編集
- 【変形可能な形状の作成】 自由形状のモデリング
- 【ソリッドによるモデリング】 ソリッドのモデリング/ソリッドテキストのモデリング
- 【サーフェスの作成】 サーフェスのモデリング
- 【モデルのインポートとエクスポート】 Rhinoファイル情報の入力と出力
- 【レンダリング】 モデルのレンダリング
- 【寸法】寸法の追記/3Dモデルからの2D図作成
- 【印刷】 Rhinoからの印刷
- 【環境設定】 Rhinoオプション/ドキュメントのプロパティ
- 【カスタムツールバーレイアウト】 ツールバーレイアウトの作成
レベル2 アドバンストレーニングコース(3日間コース)
メーカー認定トレーナーによるオフィシャル3日間コースです。Rhinoレベル1基礎トレーニング受講済、もしくは同等のスキルをお持ちの方を対象とした、さらなるオペレーティングテクニックのレベルアップを目指すクリエイターの方向けのコースです。
期間 |
3日間(6時間×3) |
定員 |
6名(先着順) |
受講料 |
132,000円(税込) ※テキスト代込み |
機材 |
当社PCを使用(Windows、Macから選択) |
受講特典 |
Tooで受講いただくと、通常33,000円(税込)の Rhino E-mailサポートが付属いたします。
(一年間有効10案件分) |
- 【イントロダクション】 ウォーミングアップ:トラックボールマウスの作成
- 【Rhinoのカスタマイズ】 ツールバーレイアウトの作成/コマンドエイリアスの設定/ショートカットキーの設定/プラグイン、スクリプトの設定/テンプレートファイルの作成
- 【NURBSトポロジー】 基本的なNURBSのトポロジー
- 【カーブの作成】 カーブの次数/カーブのマッチングと連続性
- 【サーフェスの連続性】 サーフェスの解析/サーフェスのマッチングと連続性/連続性を保つサーフェス作成コマンド/フィレットサーフェスの作成
- 【高度なサーフェステクニック】 ドーム型ボタンの作成/折り目のあるサーフェスの作成/フェアリングによるサーフェス形状の制御
- 【ビットマップイメージからのモデリング】 ハンドセットのモデリング
- 【モデリングへのアプローチ手法】 スクープ形状におけるカットアウト面の作成
- 【2次元データからのモデリング】 イラストレータ・データの入力とモデリング/三面図からのモデリング
- 【スカルプティング・テクニック】 制御点編集によるダッシュボードの作成
- 【トラブルシューティング】モデル修復のガイドライン破損オブジェクトの検出、解析と修正/IGESファイルのインポート
- 【NURBSオブジェクトからのメッシュ作成】 ポリゴンメッシュの作成
- 【レンダリング】 各種レンダラーを使用したレンダリング
Grasshopperスタートアップトレーニング(2日間コース)
GrasshopperはRhinoceros6から標準機能として搭載されているモデリング支援ツールです。
Grasshopperで作成したアルゴリズム次第で、さまざまなパラメーターを調整して多くのデザインパターンを作成でき、広い業界や用途で利用されてきています。
このGrasshopperには多くのコンポーネント(コマンド)を組み合わせてアルゴリズムを組み立てる必要があるため、独学で習得しデザイン開発の現場で活用できるようになるには多くの時間や労力が必要になる印象です。
そこで、基本操作や使用頻度の高いコンポーネントを理解頂くことをメインとしたスタートアップトレーニングを開催しております。初心者の方を対象に、Grasshopperの利用を後押しします。
ご希望に合わせ、WindowsだけでなくMacでの講習にも対応しています。
また、出張トレーニングやリモート講習も承っております。
期間 |
2日間(6時間×2) 10:00〜17:00 ※昼休憩1時間 |
定員 |
6名(先着順) ※リモート受講可 |
受講料 |
66,000円(税込) |
機材 |
会場参加:当社PC、ライセンスを使用(Windows、Macから選択)
リモート参加:PC、ライセンスをご用意ください。 |
教材 |
テキスト及び復習用動画(動画閲覧は受講後30日間可能) |
対象 |
プロダクトデザイン、建築デザインに関わっている方
※練習問題はプロダクトデザインに寄った内容が多くなっております。 |
■講習内容
- Lesson1:基本操作解説(ユーザーインターフェース、初期設定、Rhinoデータへのベイク)
- Lesson2:オブジェクトの矩形配列とランダム回転
- Lesson3:オブジェクト表面への変形配置
- Lesson4:サーフェスのマージ、法線フリップ
- Lesson5:矩形配列とランダム回転
- Lesson6:環状配列パターンの配列と調整
- Lesson7:グラデーションパターン
- Lesson8:ロフトを使った折れのない形状への変化
- Lesson9:配列オブジェクトの自由な調整、サイズ計測、図面作成
カスタマイズトレーニング
お客様のご要望に合わせた内容で講習を行う『カスタマイズトレーニング』も承っております。
会場案内
- 東京校アクセス
- 〒105-0001
東京都港区虎ノ門3-4-7
虎ノ門36森ビル 3F トレーニングルーム
- 大阪校アクセス
- 〒555-0002
大阪府大阪市西区江戸堀1-25-7
江戸堀ヤタニビル1F
- 名古屋校アクセス
- 〒460-0008
愛知県名古屋市中区栄3-18-1
ナディアパークビジネスセンタービル11F