「AutoCAD 2026」リリース!導入のご相談はTooにお任せください!
AutoCAD(オートキャド)は、Autodesk社が開発・販売している2Dおよび3Dの設計・製図ソフトウェアです。建築、土木、機械設計、電気設計、インテリアデザインなど、幅広い業界で使用されています。AutoCAD 2026は、数百万のユーザーに信頼されている設計・製図ソフトの最新版となります。
Tooは、AutoCADの導入・運用・更新をきめ細やかにサポートしております。
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オートデスクは、2024年11月11日付けで、新しい購買プロセス「新しい購入エクスペリエンス」に移行することを発表しました。「新しい購入エクスペリエンス」はお客様のオートデスクサブスクリプションの購買体験を向上するための取り組みになります。
11月11日以降、サブスクリプションは新しい購買プロセスでお求めいただくことになります。このプロセスでは、注文と支払いはお客様とオートデスクの間で直接行われます。なお、Tooは引き続きオートデスクのソリューションプロバイダーとして、お客様のニーズに最適なソリューションのご提案、導入支援などのサポートを行います。
「新しい購入エクスペリエンス」に基づき |
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AutoCADとは? 機能と特徴

1. 2D製図
AutoCADは、建築・機械・電気設計など幅広い分野で活用される2D製図機能を備えています。図面の作成や編集、寸法記入が可能で、正確な設計を効率的に行えます。レイヤー管理機能により、異なる要素を整理しながら作図できるため、複雑な図面でも視認性を確保できます。また、ブロック機能を活用することで、よく使う部品やシンボルを登録し、再利用することで作業の効率化が図れます。
2. 3Dモデリング
AutoCADは2D製図だけでなく、3Dモデリング機能も備えています。ソリッド、サーフェス、メッシュモデリングに対応しており、用途に応じたモデリングが可能です。さらに、レンダリング機能を活用することで、設計した3Dモデルをリアルなビジュアルで表現でき、プレゼンテーションやクライアントへの提案時にも効果を発揮します。
3. 高度なカスタマイズ
AutoCADは、LISP、VBA、Pythonなどのスクリプト言語を利用してカスタマイズが可能です。これにより、繰り返しの作業を自動化したり、独自のコマンドを作成したりすることで、作業効率を向上させることができます。また、プラグインを追加することで、必要な機能を拡張し、より高度な設計作業を行うことができます。
4. DWGフォーマット
AutoCADは、業界標準の**.dwg**ファイル形式を採用しており、作成した図面データを高い互換性を持って保存できます。このフォーマットは、他のCADソフトウェアやBIM(建築情報モデリング)ソフトとも互換性があるため、異なるツール間でのデータ共有がスムーズに行えます。これにより、設計プロセスの一貫性を保ちながら、さまざまなプロジェクトで活用できます。
AutoCADが活用される業界とその具体的な活用イメージ

建築設計(建築図面、施工図)
AutoCADは建築設計において、建物の基本設計から詳細な施工図の作成まで幅広く活用されています。設計者は、平面図・立面図・断面図などの建築図面を精密に描き、施工業者やクライアントと共有することで、設計意図を正確に伝えます。また、建材の配置や構造計算を考慮した施工図を作成し、建設プロジェクトのスムーズな進行を支援します。3D機能を用いることで、設計の視認性を向上させ、よりリアルな建築イメージを表現することも可能です。
機械設計(機械部品、アセンブリ)
機械設計の分野では、AutoCADは部品図やアセンブリ図の作成に不可欠なツールです。エンジニアは、歯車や軸、ボルトといった機械部品の寸法を正確に設計し、それらを組み合わせたアセンブリ図を作成することで、製造プロセスを効率化します。2D図面だけでなく、3Dモデリング機能を活用することで、組み立て時の干渉チェックや動作シミュレーションも行われ、試作段階でのミスを最小限に抑えることができます。
土木設計(道路、橋梁設計)
土木設計では、道路や橋梁、ダムなどのインフラの設計にAutoCADが活用されます。例えば、道路設計では地形データを基に路線計画を作成し、横断面図や縦断面図を詳細に描くことで、施工の精度を高めます。橋梁設計では、橋脚や橋桁の配置を考慮した設計を行い、耐久性や安全性を確保します。AutoCADの3D機能を用いることで、周囲の地形や構造物との関係を可視化し、より実践的な設計を実現できます。
電気・配線設計(回路図、制御盤レイアウト)
電気・配線設計の分野では、AutoCADは回路図や制御盤のレイアウト設計に活用されます。電気技術者は、電力システムや制御装置の接続を示す回路図を作成し、機器間の接続や配線の最適化を図ります。特に、制御盤レイアウトの設計では、限られたスペース内に適切に機器を配置するために精密な設計が求められます。AutoCADを使用することで、エラーの発生を防ぎ、正確な配線計画を立てることが可能になります。
製造業
製造業では、AutoCADは製品の設計から生産プロセスの計画まで、さまざまな場面で利用されています。例えば、金属加工やプラスチック成形の分野では、精密な製品図面を作成し、CNC加工機や3Dプリンターなどの製造機器と連携させることで、高精度な製品を生産することができます。また、工場のレイアウト設計にも活用され、機械や作業スペースの最適な配置を計画し、生産効率の向上に寄与します。AutoCADを活用することで、設計から製造までの一貫したワークフローを実現し、コスト削減と品質向上を同時に達成できます。
AutoCADのラインナップについて
AutoCADには、AutoCADとAutoCAD PLUSという2つのラインナップがあります。
- AutoCAD
- 基本的な2D/3D CAD機能を備えたコスト効率の高いソフトウェア
- AutoCAD Plus
- 業種別ツールセットやAI機能、クラウド連携など、より高度な機能を備えたプロフェッショナル向けソフトウェア
AutoCAD と AutoCAD PLUS の比較表
項目 | AutoCAD | AutoCAD Plus |
---|---|---|
主な用途 | 作図、図面作成、ドキュメント作成に最適な、コスト効率の高い 2D/3D CAD ソフトウェア | 2D/3D CAD ソフトウェア。サブスクリプションには、7 つの業界専用ツールが含まれています |
価格(年間プラン) | 71,500円(税込) | 231,000円(税込) |
基本機能 | 2D 作図、ドキュメント作成、3D モデリング、ビジュアライゼーション | 2D 作図、ドキュメント作成、3D モデリング、ビジュアライゼーション |
業種別ツールセット | なし | あり(7種) Mechanical ツールセット Architecture ツールセット Map 3D ツールセット MEP ツールセット Plant 3D ツールセット Electrical ツールセット Raster Design ツールセット |
機械学習とAI | 非対応 | 対応 |
機械設計 | 対応(一部) | 対応(フル機能) |
電気設計+PCB設計 | 対応(一部) | 対応(フル機能) |
モバイル/Webアプリ | 対応 | 対応 |
AutoCAD 2026の新機能について
AutoCAD 2026は「最速」「スマート」「どこでも使える」CADへと進化しています。ここではいくつかの新しい機能に関する特徴をご紹介します。
(1)創造性を加速するパフォーマンス向上
AutoCAD 2026は、これまでで最も高速なリリースとされており、設計者の創造性を最大限に引き出すための土台が整えられています。特に、2Dおよび3Dファイルの読み込み速度はAutoCAD 2025と比較して平均で11倍に向上し、アプリケーションの起動も最大で4倍の速さを実現しています。これにより、設計作業の立ち上がりからスムーズに移行できるため、待ち時間のストレスが軽減され、より多くの時間を創造的な工程に充てることが可能になります。ユーザーからも「ファイルオープンが非常に高速になった」と好評を得ており、設計業務全体の効率化に大きく貢献するアップデートです。
(2)Autodesk AIの強化(設計支援AI)
AutoCAD 2026では、Autodesk AIの活用がさらに進化し、設計支援機能の自動化が飛躍的に向上しています。特に「Smart Blocks」機能は、図面内のオブジェクトやテキストをAIが認識し、自動的に適切なブロックに変換できるようになりました。これには、既存のブロックや使用履歴に基づく候補が提示されるなど、ユーザーの判断を補助する仕組みも含まれています。さらに、新たに追加された「Detect and Convert」機能では、図面の整理や標準化を自動化し、クリーンで整った図面作成を支援します。AIによる判断結果はユーザーが確認・微調整できるため、精度と柔軟性を兼ね備えた次世代の支援機能となっています。
(3)“つながる”設計体験
AutoCAD 2026は、デスクトップに加えてWebやモバイルといった多様な環境でも快適に利用でき、いつでもどこでも設計作業が可能な「つながる設計体験」を提供しています。特にAutodesk Docsとの連携強化により、クラウド上での図面の共有・レビューが円滑になり、複数人での同時マークアップや、手書き・デジタルの赤入れデータの取り込みなどが簡単に行えます。さらに、新機能の「What’s Changed」では、ファイル内で何がどのように変更されたのかを視覚的に把握することができ、設計チーム全体のコミュニケーションと確認作業を大幅に効率化します。デジタルプロジェクトのワークフローがよりスマートに進化したことで、チームの連携力が向上し、より質の高いアウトプットへとつながっています。
(4)業種に応じたカスタマイズ機能
AutoCAD 2026は、建築、機械、電気、プラント設計など、さまざまな業種のニーズに応じたカスタマイズ機能を提供しています。専用のツールセットを活用することで、業界固有の記号、部品、図面フローに対応でき、通常のAutoCADと比較して作業効率が平均63%向上したという実績もあります。さらに、AutoLISPやVisual LISPといった自動化スクリプトやAPIを活用することで、ルーチンワークの自動化や独自のツール開発も可能です。これにより、設計チームは自分たちのワークフローに最適化された環境で作業を進めることができ、精度とスピードの両立が実現します。
バージョン比較調査
こちらはAutodesk社提供による、第三者機関のコンサルタント会社が実施した調査の結果を要約したレポートです。
既存のバージョン「AutoCAD 2025」の機能を使用すると、一般的な6つのタスクの生産性が大幅に向上することが明らかになりました。
AutoCAD 2025 とAutoCAD® 2021 のメリット比較

「AutoCAD 2025」を使用した場合、「AutoCAD 2021」に比べて以下の6つのタスクの平均値で、主なコラボレーションタスクの生産性が平均で最大72%向上しています。
- 強化された HATCH [ハッチング]コマンド:パスに沿ったハッチングの速度が、最大69%迅速化!
- スマート ブロックの配置と置換:ブロックの配置と置換が、最大67%迅速化!
- COUNT[カウント]コマンド:ブロックのカウントが、最大70%迅速化!
- 新機能のスマート ブロックの検索・変換(BCONVERT[ブロック変換]コマンド):オブジェクトの検索とブロックへの変換が、最大67%迅速化!
- マークアップ読み込みとマークアップ:図面ファイルへのマークアップの読み込みが、58%迅速化!
- トレース機能:設計変更のコラボレーションが、64%迅速化!
さらに、熟練ユーザーにより上記の作業時間を比較した場合には、全体の工数時間が約39分も短縮されています。いかに2025バージョンのスペックが高くなっていたか、という点が伺えます。こうした結果を考慮すると、今回ご案内させていただく2026バージョンにも、さらなる作業効率化が期待できるでしょう。
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オートデスクは、2024年11月11日付けで、新しい購買プロセス「新しい購入エクスペリエンス」に移行することを発表しました。「新しい購入エクスペリエンス」はお客様のオートデスクサブスクリプションの購買体験を向上するための取り組みになります。
11月11日以降、サブスクリプションは新しい購買プロセスでお求めいただくことになります。このプロセスでは、注文と支払いはお客様とオートデスクの間で直接行われます。なお、Tooは引き続きオートデスクのソリューションプロバイダーとして、お客様のニーズに最適なソリューションのご提案、導入支援などのサポートを行います。
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