EDIX東京2024イベントレポート「すべての学びにMacを」
日本最大の教育総合展EDIX東京2024が開催!
今年も日本最大の教育総合展EDIX東京が、5月8日(水)〜10日(金)の3日間、東京ビックサイトで開催されました。
総参加者数は昨年から4,000人ほど増えた26,482人と、イベント全体が大きな盛り上がりを見せました。
Tooのスペース規模は昨年の1.5倍!たくさんの方がお越しくださりました。
特に、初期導入費を抑えてAppleデバイスを利用できる「まなび応援!Apple専用分割プログラム(残価設定プラン)」は多くの方からご好評の声をいただきました。
今回のブログでは、Tooの出展内容や会場の様子をレポート形式でお届けします!
目次
Tooの出展テーマ
今年のTooの出展スペースでは、Tooの考える未来のビジョンを体験していただくことに焦点を当て、Macによる創造的な学習空間をご紹介しました。
『すべての学びにMacを』のテーマを掲げ、教職員用デバイスとしてのMacの活用イメージや3Dプリンター・レーザーカッターといったデジタルファブリケーションなど、様々なコンテンツを各ブースでご用意しました。
・MEC -教職員デバイスにMacの選択肢を
・DXハイスクール -Mac×クリエイティブツールで造る創造的な学習空間
・BYAD -学校の負担を軽減する個人端末導入支援
また、今回の出展ではTooよりデバイス導入実績のある学校様より5名の先生方にご登壇いただき、3日間で6回のマイクデモを実施。
導入に至るまでの経緯や校内での活用事例、今後の展望についてお話しいただきました!
次の章から、各ブースの展示内容や様子について詳しくご紹介します!
MEC -教職員用デバイスにMacの選択肢を
従業員自身が業務用デバイスとしてMacとWindowsのどちらを使用するか選択できる、「従業員選択制」(Employee Choice)という考え方があります。
数年前から海外の企業において取り組まれていたこの考えは、近年では企業にとどまらず、教育現場へも拡大しています。
教職員用のデバイスにMacを選択することで、どのようなメリットが生まれるのか。
当ブースでは、授業準備から授業中、授業後の使用シーンに沿って、Macを実際に操作しながらデモンストレーションを行いました。
教職員用デバイスとしてのMac
教職員用デバイスにMacを選択すると、iPad・iPhone・Apple TVといったAppleデバイス間で密接な連係が可能。授業や校務を効率化します。
近年は、校務システム等クラウドベースのアプリケーションの利用がすすみ、授業も校務も1台のMacで行うことができる環境になっています。
コストメリットを考慮した法人専用リース
教職員用およびPC教室で使用するMacやiPadの導入なら、Apple Financial Services(AFS)が便利。
AFSとは、月々の支払い費用を抑えながら最新のデバイスを利用しやすくする、残価設定型のオペレーションリースです。
一定以上の規模・設立年数の教育機関で、与信を通過した組織のみご利用いただけます。
MDMによる容易なデバイス管理と強力なセキュリティ
macOS、iPadOSの強力なセキュリティ機能は、機密情報や個人情報を保護します。
併せてデバイス管理ツール「MDM」を導入することで、MacとiPadのデバイス管理がさらに容易に!
Apple製品専用MDM・Jamf Proを用いれば、システム管理者の手間をかけない素早い導入や、安定した使用環境を実現可能です。
元々Macユーザーだったので校務でもMacを利用したい、学生用デバイスにiPadを導入しているので教職員用デバイスのMacに興味がある…そんな方々のお立ち寄りが多かった印象です。
教職員用デバイスの選択肢を増やすことは、教員の働きやすい環境づくりに繋がると言えるでしょう。
DXハイスクール -Mac×クリエイティブツールで造る創造的な学習空間
今年より、デジタル等成長分野を支える人材育成の抜本的強化を目的としたDXハイスクールが開始。
これに伴い、昨今ではデジタル人材の育成と文理横断型の探究学習が求められています。
当ブースでは、Macとクリエイティブツールを掛け合わせた学習空間を提案。
アドビ製品を用いたアイデアの具現化や、3Dプリンター・レーザーカッターといったデジタルファブリケーションを通じた創造活動など、学習におけるApple製品とクリエイティブツールの可能性をご紹介しました。
Mac教室で学習効果を向上
実習教室においては、高性能なデバイスで多様な授業を実現できる環境が必要。
直感的な操作性と効率的な機械学習処理が可能なMac・iPadは、実習教室において生徒の創造性を引き出します。
Tooでは、それぞれの教育現場へApple製品を導入するための要件を整理し、ご要望に沿った構築案を提案します。
最新デジタルファブリケーション機器で成長分野の人材育成
多色や多素材のプリントをサポートする3Dプリンター・3Dスキャナー・レーザーカッターは、教育機関における生徒の創造活動の幅を格段に広げます。
データの作成から実際に出力して手で触れるまでの一連の過程は、生徒・学生にとって大きな成功体験をもたらします。
Tooでは、MacやiPadで作成したデータを活用して、ものづくりを授業に取り入れられる環境を提供します。
アドビ製品で情報を視覚的に伝える手段を生徒に
アドビ製品を授業で用いることで、アイデアを表現し、創造性を発揮する手段が増えます。
中でも注目のAdobeの生成AIは、シンプルなテキスト入力で美しい画像やロゴマークなどを生成可能。生徒・学生の創造活動を支援します。
Tooでは、Adobe Creative Cloud教育機関版の最適なライセンス形態を提案します。
当ブースでは、特にAdobe Expressを用いたAI生成の手軽さに注目が集まりました。
日本語で簡単な単語を入力するだけでイメージ化できるので、AI=専門知識が必要という印象を払拭された方も少なくなかったようです。
BYAD -学校の負担を軽減する個人端末導入支援
デバイスの一括配布は、学校の作業負担が大きいもの。
Tooでは、デバイスの調達からキッティング、デバイス配布、修理対応までトータルサポートし、学校側の負担を軽減します。
当ブースではiPad・Mac学生個人販売プログラムをはじめとし、学校生活における様々な物損を修理保証するTooあんしんパック、保護者の経済的負担を軽減するまなび応援!Apple専用分割プログラムなどをご紹介しました。
Mac・iPad学生個人販売プログラム BYAD (Bring Your Assigned Device)
Tooなら、各教育機関専用のパンフレットや購入Webサイトの作成、集金・販売管理、配送に至るまで、すべてをお任せいただけます。
さらに、大学や高等専門学校だけでなく、幼稚園、小学校、高等学校、学習塾も学生価格でAppleデバイスを購入可能です。
まなび応援!Apple専用分割プログラム(残価設定プラン)
本プログラムは、各家庭の経済負担を軽減する残価設定型のお支払い方法です。
利用期間終了後のデバイス返却を前提に、残存価値をあらかじめ差し引いた金額でMacやiPadを分割購入可能。
買取をご希望の場合は、分割最終回で残存価値分の金額を支払うことで買取いただけます。
学校生活中のあらゆるトラブルをカバー Tooあんしんパック
Tooあんしんパックとは、通常の保守サービスでは及ばない物損の修理を保証するサービスです。
回数制限はなく、経年による保証上限金額の逓減もないため、何度でも100%の修理が受けられます。
修理依頼は、弊社指定業者によるピックアップ&デリバリー修理、またはセンドバック修理のどちらかを選択可能です。
初めてBYAD・BYODによる生徒1人1台デバイス配備を行う学校においては、保護者の不安の声が多いのも事実。
まなび応援!Apple専用分割プログラム(残価設定プラン)でお支払いいただくと、Appleデバイスの初期導入費をグッと抑えることができます。
BYAD・BYODを検討する上で重要な観点の1つに、いかに保護者の経済的負担を軽減するかが挙げられるでしょう。
マイクデモ
会期の3日間を通じて、5名の先生方にご登壇いただいたマイクデモ。
各校におけるMac・iPadの導入から活用までの事例紹介やApple製品の優位性について、お話しいただきました。
・和光学園和光高等学校 小池則行 先生
・兵庫県立御影高等学校 西川昌弥 先生
・広尾学園小石川中学校・高等学校 堀内琢矢 先生
・立命館守山中学校・高等学校 伊藤久泰 先生
・海城中学高等学校 平田敬史 先生
こちらも多くの来場者が観覧くださり、盛況を見せました!
Mac×Adobeで作る創造的な学習活動
和光学園和光高等学校 小池則行 先生
「創造的な学習活動の肝となるのは、学習環境と制作物(何を作るか)」と話し、iMacの優位性とAdobeのクリエイティビティについてご紹介いただきました。
InDesignを用いた研究旅行リーフレットの制作事例など、生徒による作品や制作風景を参照しつつ、iMacとAdobeを掛け合わせることで生徒個々の感性や思考を存分に発揮できる旨をお話しくださりました。
iPad×MDM 導入~活用
兵庫県立御影高等学校 西川昌弥 先生
令和4年より一人一台デバイス配備を開始した同校では、デバイスが「文房具」として扱えるよう子供目線での機種選定を重視し、子供がすぐ親和できるiPadを選択。
MDMは「使用を制限するための管理」ではなく、「授業の支援を行うための管理」とお話しいただきました。
iPad×Apple Pencil 授業でのiPad活用
兵庫県立御影高等学校 西川昌弥 先生
学習を定着させるには、画面に触れるだけでなく手を使って書くことも重要。Apple Pencilを併用したiPad活用実例をご紹介いただきました。
教師のICT指導力について、「最初は低くとも、継続により必然的に伸びてくるもの。批判的な思考を一度置いて、まずは取り組んでみることが大切」とお話しいただきました。
生徒一人一台MacBookを使っての教育活動
広尾学園小石川中学校・高等学校 堀内琢矢 先生
同校は2022年度より、生徒1人1台のMacBook Airを導入。Macを用いた生徒主導でのPR用の動画・HPの制作や、AR講座や動画編集講座といった夏期講習の様子をご紹介いただきました。
生徒のやりたい・先生のやらせたいが叶えられるデバイスに、MacBookは適しているとお話しいただきました。
高等学校におけるMacとiPadの1人2台体制でのデジタルクリエイティブ教育の高度化を目指して
立命館守山中学校・高等学校 伊藤久泰 先生
2023年にMacBookとiPadの1人2台体制を実現して以降、同校では学習内容がどのように高度化したのかお話しいただきました。
生徒が使用する教材・学習ペース・学習方法は生徒自身が選ぶ時代を迎えており、その自主性が生徒の学習へのモチベーションにもつながるとのことでした。
MacBook Air 生徒一人一台、そして教員の校務における活用と今後の展望
海城中学高等学校 平田敬史 先生
元々iPadを導入していた同校では、「コンテンツを消費するのでなく、作成する側となってほしい」との思いから、デバイスをMacBook Air へ切り替え。
平田先生はMacの優位性について、生徒にとって操作面・管理面共に親しみがあり、かつデバイスの持ちが良いので、消費電力の大きいソフトを扱っても電力切れの心配がないことを挙げました。
より詳細なマイクデモの内容は後日ブログでご紹介いたしますので、そちらもぜひご覧ください!
まとめ
いかがでしたでしょうか?
EDIX東京2024におけるTooの展示内容について詳しくお伝えしました。
会場全体の出展内容としては、例年通りBYAD・BYODの構築支援や導入デバイス、デバイス管理ツールの展示も多かった一方、DXハイスクールに向けたデジタルファブリケーションの紹介や、AIを用いた教育支援ソフトの展示も多く見受けられました。
来年、EDIX東京2025は4/23(水)~25(金)の3日間、東京ビッグサイトにて開催とのこと。
今年度に引き続きTooも出展予定ですので、来場した際にはぜひお立ち寄りください!
記事は2024年5月30日現在の内容です。
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