Acrobat2017サポート終了迫る!サブスクリプション版への移行がおすすめ

Adobe Acrobat 2017(永続版)のサポートが2022年6月6日に終了します。永続版とは、一度購入すれば永続的にご利用いただける製品です。サポート終了後のセキュリティリスクから、Adobe Acrobatのアップデートを検討されている方もいらっしゃるのではないでしょうか?Acrobat 2017からの移行にはAcrobat DC サブスクリプション版がおすすめです。今回は、Acrobat DC サブスクリプション版への移行をおすすめする理由を紹介します。

※この記事は2022年1月21日現在の内容です。

目次

  1. Acrobat 2017 サポート終了の影響
  2. サブスクリプション版への移行がおすすめ
  3. ユーザーライセンスで柔軟な働き方
  4. Acrobatオンラインサービスも利用可能
  5. 10ライセンス以上でもっとお得に

1. Acrobat2017サポート終了の影響

2022年6月6日にサポート終了する製品は、2017年に発売された永続版のAdobe Acrobatです。

<サポート終了する製品>
・Acrobat Pro 2017
・Acrobat Standard 2017
・Acrobat Reader 2017

サポート終了後は、Acrobat 2017を使用することはおすすめできません。なぜならサポート終了した製品を使用し続けることはセキュリティリスクに繋がるからです。

通常、Adobe Acrobatシリーズではセキュリティの脆弱性が見つかった際に、セキュリティパッチを提供することで、脆弱性を修正、セキュリティを維持しています。しかし、サポート終了したバージョンのAcrobatは脆弱性が見つかっても、それを修正するセキュリティパッチが提供されません。
脆弱性のあるソフトウェアは攻撃者の格好の標的です。
不正なプログラムを組み込まれたPDFを閲覧することで、PCがウイルスに感染したり、ネットワークを通して社内や取引先のPCにまで悪影響を及ぼす可能性も考えられます。

そのようなセキュリティリスクを回避するためにも、Acrobat 2017のサポート終了前に新しいバージョンのAcrobatに移行することをおすすめします。

2.サブスクリプション版への移行がおすすめ

Acrobat 2017から移行するソフトウェアには以下の選択肢があります。

・Acrobat Pro DC(サブスクリプション版)
・Acrobat Standard DC(サブスクリプション版)
・Acrobat Pro 2020(永続版)
・Acrobat Standard 2020(永続版)

ProとStandardの違いは機能の多さです。ProはStandardに比べ、より多くの機能を備えています。 詳細は以下のサイトをご確認ください。

Acrobat DC ProとAcrobat DC Standardの違いは何ですか?(TooFAQページ)

Acrobat 2017からの移行で注目したいのは、サブスクリプション版と永続版の違いです。

Acrobat Pro 2020 および Acrobat Standard 2020はAcrobat 2017と同じ永続版です。しかし、Acrobat 2017と同じように、Acrobat 2020も2025年6月にサポートが終了する予定です。そのため、2025年には再度新しいバージョンへの移行が必須となります。

対して、Acrobat Pro DC および Acrobat Standard DCはサブスクリプション版です。サブスクリプション版とは、Acrobatの期限付き利用権を購入するプランです。サブスクリプション版では常に最新バージョンへのアップデートが可能なため、安全にAdobe Acrobatをご利用いただけます。

そのため、Acrobat 2017をご利用の方がサポート終了に際して移行するのは、サブスクリプション版であるAcrobat DCをおすすめします。

3.ユーザーライセンスで柔軟な働き方

柔軟なライセンスの考え方もサブスクリプション版への移行をおすすめする理由の一つです。

永続版ではライセンスはPCに紐づき、インストールするPC分のライセンスを購入いただく必要があります。またWindowsやMacといったPCのOSや言語など特定の環境に依存し、製品を使用する時間や場所が制限されます。
サブスクリプション版はライセンスは人に紐づき、使用する人数分のライセンスを購入します。さらに1ユーザーにつきPC2台までインストールが可能です。会社のPCと、自宅や持ち歩き用のPCにそれぞれインストールするなど、サブスクリプション版はより柔軟な働き方に対応します。

4.Acrobat オンラインサービスもご利用可能

Acrobatのサブスクリプション版ユーザーは、デスクトップアプリケーションの他に、以下のようなオンラインサービスがご利用できます。いつでもどこでもPDF活用が可能な点もサブスクリプション版の魅力の一つです。

・Document Cloudサービス
Document Cloudとはアドビの提供するクラウドサービスです。サブスクリプション版ユーザーはDocument Cloudのストレージを100GBまで使用できます。Document Cloudを通して文書のレビューを依頼する、ファイルサイズの大きい文書を共有する、といった活用が可能です。
またWebブラウザでDocument Cloudにサインインすると、PDFの変換や編集といったAcrobatの機能をブラウザ上でも利用できます。

・Adobe Sign
アドビの電子サインサービス、Adobe Signの個人版と同等の機能をAcrobatで利用できます。契約書などのPDFに、印鑑や手書きの署名に代わって法的拘束力のある電子サインを収集し署名できます。

・モバイルアプリ
モバイルアプリを使って、タブレットやスマートフォンでもAcrobatやPDFの便利な機能を使えます。例えばAdobe Scanというアプリでは、スマートフォンのカメラで撮影した紙の書類を自動補正し、PDF形式でスキャンが可能。スキャナーのない自宅やリモートワーク先でも簡単に活用できるモバイルアプリです。
モバイルアプリで作成・編集したPDFはDocument Cloudに保存されるため、デスクトップアプリケーションやwebサービスからもすぐに確認することができます。

5.10ライセンス以上でもっとお得に

Adobe Acrobatサブスクリプション版は、10ライセンス以上購入する場合、「VIPセレクト」という割引プランを適用することができます。VIPセレクトはライセンス数に応じてディスカウントが適用され、お得に購入いただけるプランです。Acrobatだけでなく、Creative Cloud コンプリート版やIllustratorやPhotoshopなどのCreative Cloud単体プランと一緒に購入するなど、組み合わせは自由です。

VIPレベル表

Acrobat 2017のサポート終了後、Acrobat DC サブスクリプション版への移行をおすすめする理由を紹介しました。サブスクリプション版では常にセキュリティを保ちながら、いつでもどこでもPDFを最大活用できます。


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ありがとうございました。

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記事は2022年1月21日現在の内容です。

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